- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひ NO.727(令和7年10月号)
朝日町では皆様に安全にお薬を使用してもらうために、令和4年度から四日市薬剤師会と協力しながらお薬に関する様々な情報をお伝えしています。
今回は飲酒が引き起こすお薬の影響についてお伝えします。
◆飲酒と薬
秋といえば食欲の秋。美味しい料理には、美味しいお酒が欲しくなりますよね。
今回は「飲酒と薬」についてのお話です。
実は多くの薬は肝臓で代謝(分解)されます。アルコールも同じく肝臓で分解されることから、多くの薬の働きに影響を与えてしまいます。
また、脳に作用する睡眠薬や精神安定剤などは特にアルコールとの相性が悪く、過度な眠気や、意識障害などの重大な副作用を引き起こすこともあります。
では、薬の服用中は一切お酒は飲めないのか?と言うと、必ずしもそうではありません。薬の種類だけでなく、個人の体質や病状、生活環境なども考慮する必要があります。必ず、治療にあたる医師・薬剤師に飲酒について伝えるようにして下さい。
四日市薬剤師会薬剤師 立川 卓