- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県御浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年3月号 No.671
高齢期の食生活では、食べすぎよりも栄養不足が問題となっています。
栄養不足は食欲・消化吸収能力・噛む力・飲み込む力の低下などによって、十分な食事がとれなくなります。これにより体に必要な栄養素が行き渡らず、健康な体を維持し活動できなくなる状態、とくにエネルギー・たんぱく質が不足している状態につながる危険性があります。
■主食・主菜・副菜を食事の基本にしましょう
主食、主菜、副菜を毎食そろえることで、バランスのよい食事が自然ととれるようになります。
○主食
食事の中心となる料理で、炭水化物を多く含み、エネルギー源になります。
主な材料:米、小麦粉など
○主菜
食事の中心となる料理で、たんぱく質や脂質を多く含み、血や筋肉をつくるもととなります。
主な食材:魚、肉、卵、大豆製品など
○副菜
主食や主菜と組み合わさって食事全体の質を高めビタミン、カルシウム、鉄、食物繊維などからだの調子を整えるもととなります。
主な食材:緑黄色野菜、いも類、きのこ類、海藻類など
○その他
主食、主菜、副菜には入らないが、食事全体にゆとりやうるおいを与える物となります。
汁物、飲み物、牛乳、乳製品、くだものなど
◆たんぱく質を積極的に食べるようにしましょう
たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれ、「主菜」からとることができ、筋肉維持にも大切です。フレイル予防に必要な1日のたんぱく質の推奨量は、女性は1日約50g、男性は約60gです。
◎食品に含まれるたんぱく質量(100gあたり)
とりささみ…19.7g
プロセスチーズ…21.6g
豚ヒレ肉…18.5g
牛乳…3.0g
銀鮭(生)…16.8g
※たんぱく質を含む食材は本紙をご覧ください
※腎臓病などで栄養制限のある人は主治医に相談してください。
問い合わせ:健康福祉課 地域包括支援係
【電話】3-0514