くらし ペンリレー No.235

◆人生でやりたいことリスト
御本 達則さん(井田)

他人事だと思っていたペンリレーのバトンが、突然、自分にまわってきました。何を書こうかと悩みましたが、最近ふと感じたことをつづることにしました。
私は新宮市出身で、6年ほど前に家族4人で紀宝町に引っ越してきました。これまで生まれ育った和歌山を離れ、他県に移り住むことに抵抗感を持っていましたが、住めば都とはよく言ったもので、今では紀宝町が大好きになっています。
恥ずかしながら最近知りましたが、廃藩置県の前は同じ紀州新宮藩だったようです。そう考えると、昨年開通した新宮紀宝道路は三重県と和歌山県を新たにつなぐシンボルのようなもので、自分たちは同じ熊野エリアの住民として、今この地方の課題である少子高齢化や人手不足問題の対策に力を合わせて取り組んでいけたらと思っています。
さて、自分が人生の折り返し地点を通過したあたりで、死ぬまでにやっておきたいことはないかと妻と話す機会がありました。調べてみると、「人生でやりたいことリスト」を作ると、(1)人生に前向きになれる、(2)自身と向き合う時間になる、(3)願いが叶う・人生を楽しめるなどのメリットがあるとわかりました。生きているうちに自分がやりたいことを意識するだけで、今後の人生をより豊かなものに変えてくれるそうです。
というわけで、今の自分がやってみたいことを書き出してみました。「47都道府県を制覇したい」「豪華客船に乗って旅行がしたい」「またバレーボールをしたい」「犬を飼いたい」など。その中で今一番を選ぶなら子どものころからの夢の「犬を飼いたい」です。
命のあるものなので我が家のハードルは高いのですが、いつか必ず叶えたいと思っており、犬種は何がいいか、子犬から育てるべきか、ケージはどこに置くかなど、あれこれ調べたりして今は準備期間を楽しんでいる最中です。

[PROFILE]
みもと たつのり さん
新宮市から紀宝町に移り住んだ御本さん。「人生でやりたいことリストを作成し、今後の人生を楽しんでいきたい」と話していました。

10月号は鵜殿の中澤武(なかざわたけし)さんです。御本さんからは、「いつもありがとう!バトンは武君につなぐので、よろしくお願いします。」