- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県
- 広報紙名 : 滋賀プラスワン 令和7年春号 vol.211
新年度が始まる4月。滋賀県も新たな予算のもと、未来を見据え、一人ひとりが輝く滋賀をつくるため、重点的に取り組む施策「5つの柱」に基づき、さまざまな事業に取り組みます。
■令和7年度 当初予算
■重点テーマ 「国スポ・障スポ」「大阪・関西万博」の取組およびレガシーの創出
オール滋賀で「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の開催および「大阪・関西万博」への参画を進めるとともに、それらを契機に生まれた価値やつながりが、滋賀のレガシーとして次世代に引き継がれる取組を推進します。
・レガシー2025を次世代に引き継ぐ
■集中的な取組
◆県北部地域の振興
県では、北部地域(長浜市、高島市、米原市)の豊かな自然や歴史・文化遺産などの資源を活かした地域振興を進めます。
(1)住み続けたくなる還りたくなる北部へ
(2)挑戦する若者が育ち・集う北部へ
(3)訪れたくなる北部へ
・人やまちが活き活きと賑わう北部地域
◆[県債残高]実質的な県債残高は増加
後年度に国から全額財源措置される臨時財政対策債を除いた実質的な県債残高は年々増加傾向にあります。
将来の世代に大きな負担を残さないため、毎年度の予算編成を通じた県債発行額の管理を進めています。
令和5年度までは各年度末現在高であり、令和6年度は最終予算額、令和7年度は当初予算額に基づく各年度末現在高見込額です。
■取り組む施策5つの柱
●point01 子ども・子ども・子ども
予算内訳:約322億円
「子どものために、子どもとともにつくる県政」の実現に向けて
▽主な取組
・「子ども県民の声ひろば」にAIを活用した自動応答システムを構築。
・滋賀県子どもの権利委員会を設置し、子どもの権利侵害事案の個別救済を実施。
・フリースクール等民間施設の利用者支援を行う市町への補助。
・近江富士花緑(おうみふじかりょく)公園内に木育拠点施設「しがモック」をオープン。
●point02 ひとづくり
予算内訳:約107億円
・人権をすべてのベースに、互いに尊重し、自分のちからを発揮できる環境づくりを推進
・社会や地域を担い・支える人材の育成
▽主な取組
・企業をはじめ社会全体のジェンダー平等に向けた理解促進のため、オンライン講座等を開催。
・従業員の奨学金返還や資格取得等のスキルアップを支援する県内中小企業等への補助。
・地域枠で入学した医学生への奨学金の貸与枠の拡大。
●point03 安全・安心の社会基盤と健康づくり
予算内訳:約1,061億円
・いつまでも自分らしく、安心して暮らせる社会基盤づくりや、こころとからだの健康づくりの推進
▽主な取組
・防犯カメラを設置する自治会等を支援する市町への補助。
・健康診断や日常活動のデータをAI分析し、生活習慣改善のアドバイスを提案するシステムの構築。
・タクシー配車アプリやユニバーサルデザイン対応車両の導入に係る支援。
●point04 持続可能な社会・経済づくり
予算内訳:約126億円
・産業の創出と中小企業の活性化
・県産農畜水産物のブランド化や持続可能な農村づくり
・「世界とつながる滋賀」を意識した観光誘客と観光産業の活性化を推進
▽主な取組
・新たな産業用地を開発するため、基本計画の策定、測量・調査の実施。
・近江米新品種「きらみずき」、イチゴ新品種「みおしずく」の生産拡大と流通・販売・消費促進。
・「いこうぜ♪滋賀・びわ湖」、大河ドラマ「豊臣(とよとみ)兄弟!」・戦国を生かした観光誘客。
●point05 CO2ネットゼロ社会づくりやMLGsの推進
予算内訳:約113億円
・CO2ネットゼロ社会の実現に向けた取組の推進
・琵琶湖やそれを取り巻く環境や生物多様性の保全・再生、湖沼(こしょう)の価値を発信
▽主な取組
・「世界湖沼の日(8月27日)」制定を契機に、国内外に向けて湖沼の価値を発信。
・サーキュラーエコノミーの実現に向け、廃棄される家具を修理し、再販売する仕組みの構築。
・「生物多様性しが戦略2024」に基づき、企業等と連携したネイチャーポジティブ(自然再興)の推進。
お問い合わせ:
・滋賀県企画調整課
【電話】077-528-3312
【FAX】077-528-4830
【メール】[email protected]
・滋賀県財政課
【電話】077-528-3181
【FAX】077-528-4817
【E-mail】[email protected]