くらし [市長メッセージ]森中 高史(もりなかたかふみ)市長の元気ヤマモリ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県守山市
- 広報紙名 : 広報もりやま 令和7年9月1日号
■安全·安心なまち守山を目指して
~自助·共助·公助の連携と消防団の活躍~
本年は、阪神・淡路大震災から30年の節目の年です。また、昨年の能登半島地震は記憶に新しく、つい先日は、九州地方を線状降水帯が襲いました。本市も、いつこうした大地震、頻発化・大型化する台風や局地的豪雨などに見舞われるか分かりません。このような大規模災害に的確に対応するためにも、「自助・共助・公助の連携」による地域防災力の強化が急務です。
そのような中、まずは、地域防災力の中核的な役割を果たす守山市消防団の活躍をご紹介します。
本頁下部に掲載のとおり、滋賀県消防操法訓練大会で速野分団が見事に準優勝!そしてMSL分団は10月に全国女性消防操法大会に出場します。守山市消防団は、都市化が進む状況下にあっても非常に士気や練度が高く、令和5年度創設の総務大臣表彰「消防団地域貢献表彰」でも全国第一号を真っ先に受賞しています。日々、自らの仕事や家庭がある中、地域の安全・安心のために尽力していただいている消防団に対する市民の皆さまのご理解と応援をよろしくお願いします。
次に、本市における対応です。今年度、能登半島地震などにより顕在化した課題などを踏まえ、地域防災計画の改訂を行うとともに、各種マニュアルや防災備蓄の実効性をより高めるための見直しや受援計画の策定を進めています。また、高齢者や障害者など、支援が必要な人の個別避難計画の策定を、医療・福祉機関や市社会福祉協議会、自治会などと進めるとともに、災害時の迅速かつ円滑な初動体制を目的に、各種民間団体などとの災害時応援協定の締結を積極的に進め、連携を強化しています。
このように、「公助・共助」の充実強化を進めていきますが、災害に強いまちづくりを進めるためには「自助」も非常に大切です。「防災の日」の今日、避難経路の確認や非常持ち出し品の準備など、いざというときの備えを改めて見直してみるようお願いします。