くらし 【特集】多文化が彩る、まちの風景(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県東近江市
- 広報紙名 : 広報ひがしおうみ 令和7年10月号
本市では、外国人と日本人がお互いの文化、習慣などをそれぞれ理解し、認め合いながら誰もが安心して暮らせるまちを目指しています。今回は、市内に住む外国人の思いや暮らし、多文化共生に向けた取組について紹介します。
■多文化共生について考えてみよう
本市には、令和7年9月時点で44カ国5110人の外国人が暮らしています。職場や学校で一緒になることや、スーパーなどで、日本の食生活ではあまりなじみのない食材コーナーを見かけることが増えたと思います。このように外国人は、地域においてとても身近な存在です。
一緒に生活をしていると、文化や生活習慣の違いに驚くことがあるかもしれません。お互いの違いを理解していれば問題にならないことが、知らないことでトラブルになってしまうこともあります。「多文化共生」とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、地域社会の構成員として共に生きていくことを言います。
生まれた国や育った地域が異なっていても、同じまちに住んでいる者同士、安全で安心に暮らせるまちにしていきたいという思いは同じです。まずは、お互いの違いを知ろうとすることから始めてみましょう。
■東近江市で暮らす外国人にインタビュー
日本での生活で大変なことや休日の過ごし方などについてお話を伺いました。
▽ベトナム出身 ド・ドゥック・ハウさん、リ・タインさん
日本は仕事をする環境が整っていて働きやすいです。
日本のアニメが好きで休日はアニメや漫画を見たりゲームをしたりして過ごしています。
▽ブラジル出身 エステル ハシモト シルバさん、アリシア オザキ マルチンスさん
日本語は地域によって方言やなまりなど、表現がたくさんあるので覚えるのが難しくて苦労しました。学校の先生や友達のサポートもあって少しずつ生活に慣れてきました。
▽インドネシア出身 ニルマラカルティカデウィさん、ラウシタアングラニエさん
東近江市は歴史文化や自然が豊かで母国と環境が似ているので住みやすいです。
介護施設で働いており、介護福祉士の資格を取得して日本で介護の仕事を続けたいです。
■グラフで見てみよう
東近江市で暮らす外国人は44カ国5,110人
▽国籍別外国人の推移
平成27年
ベトナム27人
ブラジル1305人
フィリピン268人
インドネシア68人
中国381人
韓国221人
ペルー175人
その他133人
合計2578人
平成29年
ベトナム120人
ブラジル1281人
フィリピン311人
インドネシア83人
中国372人
韓国204人
ペルー163人
その他165人
合計2699人
平成31年
ベトナム404人
ブラジル1382人
フィリピン351人
インドネシア142人
中国373人
韓国204人
ペルー168人
その他216人
合計3240人
令和3年
ベトナム834人
ブラジル1535人
フィリピン378人
インドネシア164人
中国368人
韓国208人
ペルー170人
その他283人
合計3940人
令和5年
ベトナム1166人
ブラジル1680人
フィリピン459人
インドネシア134人
中国235人
韓国195人
ペルー176人
その他379人
合計4424人
令和7年
ベトナム1568人
ブラジル1553人
フィリピン563人
インドネシア316人
中国251人
韓国186人
ペルー181人
その他492人
合計5110人
住民基本台帳(各年1月1日現在)
※令和7年は9月1日時点
▽内訳
ベトナム31パーセント
ブラジル30パーセント
フィリピン11パーセント
インドネシア6パーセント
中国5パーセント
韓国4パーセント
ペルー4パーセント
その他9パーセント