くらし 【特集】多文化が彩る、まちの風景(2)

■東近江国際交流協会~一人で悩まないで、私たちに相談してください~
東近江国際交流協会では、多様な国籍を持つ人々が安心して集える居場所を作り、日常生活の相談だけでなく、日本語ボランティアの養成や多文化理解のためのイベント開催など、多文化共生社会の推進のために数多くの事業を行っています。身近に困っている外国人を見かけたら相談してください。

東近江国際交流協会は、国籍や文化の違いを超えて、あらゆる人々が集い交流できる場所です。互いの文化を尊重しながら、地域全体がより豊かで温かなコミュニティとなることを目指しています。
東近江国際交流協会事務局長 モリコー二直美さん

▽国際交流サロン
月に1回程度、外国人と日本人が気軽に集えるサロンを開催します。

▽日本語ボランティア養成講座
外国人に日本語を教えるボランティアを募集しています。

地域に暮らしている外国人と関わる機会があり、せっかく日本に来てくれているので積極的にコミュニケーションを取って助け合いたいと思いボランティア講座を受講しました。
御園地区民生委員
河野一秀さん

高校の授業では、英語コースを専攻しています。将来、小学校の教師を目指し、多様な国籍の子どもたちと関わることがあると思い受講しました。
米原高校2年生
安井夏帆さん

問合せ:東近江国際交流協会(文化交流センター内)
【IP電話】050-5802-9606

■日本ラチーノ学院~多様な文化から未来をひらく学び舎~
日本ラチーノ学院は、閉校になった旧甲津畑小学校を改装し、準学校法人格を持つブラジル人学校として平成27年に設立されました。未就学児から高校生まで約180人の児童生徒が在籍しており、地域や他の学校などとの関わりの中で多様な文化を互いに尊重し、多様性から多くを学ぶ人材の育成に力を入れています。
入学希望の人や活動に興味がある人は気軽に問い合わせてください。

日本ラチーノ学院では、ブラジルにルーツを持つ子どもたちが孤立せずに日本社会で生きていける環境づくりに取り組んでいます。
日本ラチーノ学院 学院長
カミムラカイオさん

問合せ:準学校法人日本ラチーノ学院(甲津畑町)
【電話】0748-56-1157

■本市では、多文化共生推進のためさまざまな取組をしています!!
▽日本語初期指導教室いろは
外国にルーツのある児童・生徒が日本の学校生活に必要な日本語や生活習慣などを学ぶための教室です。

問合せ:学校教育課
【IP電話】050-5801-5671【FAX】0748-24-5694

▽広報紙閲覧サービス「カタログポケット」
広報紙をスマートフォンおよびPCから無料で閲覧できるサービスです。広報紙などで掲載している情報を10言語で配信しています。
また、音声による読み上げにも対応しています。

問合せ:広報課
【IP電話】050-5801-5611【FAX】0748-24-1457

■多文化共生推進計画策定について
本市では、直近の10年間で2000人以上もの外国人が増え、その国籍・地域も大きく変化しています。また、国としても入管法の改正が何度も行われ、在留資格の増設や、同じ資格でも長期滞在や家族滞在が可能となるように変わってきており、「海外からの労働者」としてではなく共に日本で暮らす「住民」として受け入れる方向に変わってきています。
本市では、多文化共生推進計画を進めています。本計画では、「多様性を認め合い みんなでつくる 多文化共生のまち」を目指して、市民・団体・企業・行政などが一体となって取組を進めることとしています。それぞれの立場で多文化共生のことを知り、考え、行動することが大切です。誰かを排除したりおとしめたりするのではなく、互いに対話し尊重し合うまちづくりを皆で実行していきましょう。

問合せ:企画課
【IP電話】050-5801-5610【FAX】0748-24-1457