くらし まちのたから発見

町の新たな特産品「わたむきねぎ」が、令和6年11月に初めての収穫を迎え、今年3月にかけて初年の出荷が行われました。今回は、「わたむきねぎ」の名付け親である奥村薫さんにお話を伺いました。

◆「わたむきねぎ」名付け親 奥村薫(おくむらかおる)さん(東桜谷)
◇「わたむきねぎ」の誕生
令和6年4月25日、町産白ねぎを日野菜に続く特産品とし、地域農業の活性化をめざすことを目的に「白ねぎ生産部会(改称により現在は「わたむきねぎ生産部会」)」が設立されました。部会では、この白ねぎを町民により身近に感じてもらえるよう、町内在住者を対象に昨年7月1日~8月15日の期間で白ねぎの愛称を募集されました。応募された25作品から選考し、奥村薫さん考案の「わたむきねぎ」に決定されました。

◇「わたむきねぎ」の由来
奥村さんは、「日野町民にとっては心のふるさとであり、四季折々の美しい姿を見せてくれる綿向山の『夏の緑』と『冬の白』をイメージしました。また、綿向山からの恵みで育ち、きっとすばらしい白ねぎになるだろうと期待を込めました」と話されました。

◇「わたむきねぎ」の収穫を迎えて
11月19日(火)に開催された「わたむきねぎ収穫祭」には、生産関係者や町長のほか、奥村さんも出席されました。出席者による初収穫のあと、奥村さんには愛称採用の景品として「わたむきねぎ1年分」が贈呈されました。
奥村さんは、「手入れの行き届いた畑で立派に育っていて、生産者さんの苦労の重み、ありがたみを感じながら収穫しました。年末にたくさんいただいたので、近所の方や知人にもおすそわけしました。家ではみそ汁や鍋料理などに入れましたが、柔らかく、甘くてとてもおいしく家族にも好評でした。収穫祭の様子がテレビでも取り上げられ、県内外の多くの知人からも反響がありました。今後は町内の給食に使っていただけるとうれしいです。また、日野から全国へと広がっていってほしいと思っています」と話されました。