健康 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種について

◆子宮頸(けい)がんとHPV
子宮頸がんは、女性の子宮頸部にできる“がん”のことです。
子宮頸がんの発生にはHPVと呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは子宮頸がんの患者さんの90%以上に見つかることが知られており、HPVに長期間感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。

◆公費によるHPVワクチン接種の対象者
・小学校6年生から高校1年生相当(平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれ)の女性

◆HPVワクチンの種類と接種間隔について
現在、日本国内で使用できるワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類です。
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
※標準的な接種スケジュールは本紙をご覧ください。

◆キャッチアップ接種対象者について
平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性で接種が完了していない方はキャッチアップの対象になります(令和7年3月までに1回以上接種された方が対象)。
令和8年3月末までキャッチアップの経過措置として接種完了回数まで公費による接種が可能です。
※詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。

◆HPVワクチンの副反応について
HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れなどの症状が起こることがあります。また、まれに重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあるとされています。

詳しくは、「厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症」検索

問い合わせ先:福祉保健課 保健担当
【電話】0748-52-6574