くらし 人権コラム

■あなたは大丈夫?「悪口、陰口」を言ったり、聞いたりしていませんか?
皆さんは、普段から人の悪口や陰口は言わないようにと思っておられますよね。しかし、ストレスやイライラを感じたとき、誰かの悪い面に焦点を当ててしまい、つい口にしてしまうこともあるのではないでしょうか。このように、「人の悪口を言う」という行為は、簡単にできるストレス解消法になっているのかもしれません。しかし、悪口や陰口は相手の名誉や人格を傷つけ、場合によっては取り返しのつかない事態を招くこともあります。SNSなどでの誹謗、中傷により、自ら命を絶たれた事件を記憶している人も多いことでしょう。
人の悪口を言っていると、周囲の人から「嫌な人だな」とマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。なかには、悪口を聞くことが好きな人もいるかもしれませんが、多くの場合、悪口を聞かされて快く思う人は少ないでしょう。悪口は、人との関係を壊すことにもつながり、気が付いたときには自分の周りには誰もいなくなっているかもしれません。悪口や陰口を言うことは、実は自分自身を傷つける行為でもあるのです。
そうならないためにも、人の良い面に目を向けることを始めてみませんか。学校のお友達や地域での友人、職場の同僚など、まずは身近な人の良い面を見つけてみましょう。そうすることで、自分自身を取り巻く環境も良い方向へと動いていくのではないでしょうか。
悪口を言わない、聞かない、素敵な人間関係を築きましょう。
文:人権擁護推進員