くらし 《特集》まちづくり住民懇談会を開催しました

竜王町では令和3年3月に行政運営の最上位計画である第六次竜王町総合計画を策定し、新たなまちづくりをスタートしました。この計画は、竜王町の10年後のあるべき姿を「若者も暮らしたい希望かなえる輝竜の郷」と定めた基本構想と、それを実現するための前期・後期の5年間ずつの基本計画で構成し、前期基本計画の期間は令和7年度末までです。今回、令和8年度から令和12年度末までの後期基本計画策定に向けて、8月6日(水)と8月10日(日)にまちづくり住民懇談会を開催し、延べ67人に参加いただきました。
懇談会では、前期基本計画期間での事業の振り返り、住民・中学生アンケートの結果概要や後期基本計画の見直しの視点に加え、現在工事が進んでいる中心核「交流・文教ゾーン」の整備スケジュールと事業費の見直しについて説明をし、参加者との質疑応答を経て一定の理解を得ることができたと考えています。また、参加者の皆さまからは、さまざまな意見をいただきました。今回いただいた意見も踏まえ、効果的で実効性のある後期基本計画が策定できるよう進めていきます。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

■アンケート結果(抜粋)
▽住民・中学生アンケート
問.竜王町に住み続けたいと思いますか。
⇒今回の調査では74.6%の人から「住み続ける」との回答をいただきました。また、「町外に移りたい」が5年前の調査と比較して25.8%→14.7%となり、11.1ポイント減少しました。中学生アンケートでも同様の質問をしたところ、明確な意思を示した中学生200人のうち71.3%の人から住み続けたいと回答がありました。

問.あなたは、外出の移動に困っていますか。
⇒「困っている「」外出を諦める」が5年前の調査と比較して24.0%→20.8%となり、3.2ポイント減少しました。

問.コンパクトシティ化構想に対して、あなたが期待することは何ですか。
第1位…複合ゾーン、商業ゾーンの整備(飲食店や商業施設、医療施設など)
第2位…交通ネットワークの整備(道路整備、チョイソコりゅうおう、路線バスなど)
第3位…交流・文教ゾーンの整備(新たな小学校、こども園、公園など)

※住民アンケートは無作為に抽出した18歳以上の住民に対して今年4月に実施、中学生アンケートは町内に住んでいる全ての中学生に対して今年6月に実施しました。

■懇談会での主な意見
Q.借入金がこれだけ増えて町の財政は大丈夫なのか。
A.財政運営について、住民の皆さまに過度な負担を強いないようにします。借入金の返済額は、令和7年度は4~5億円で、ピーク時の10~15年後には8億円となる試算をしています。20~30年の返済計画で平準化を図っていきますが、将来の財政シミュレーションでも返済可能な金額です。

Q.竜王小学校と竜王西小学校の統合は?
A.現時点で統合は考えていません。竜王西小学校は西小学区のコミュニティの拠点であり、防災拠点としての役割もあります。竜王西小学校については、校舎や体育館の改修工事を随時行っていきます。

Q.コンパクトシティ化構想による中心核整備はいいことだと思うので進めてほしいが、新しいものを作るだけでなく、既存の住民、集落のための施策も並行してお願いしたい。
A.今住んでいる人がこれからも竜王町に住み続けたいと思ってもらえるような町にすることが重要であると考えており、そのようなまちづくりを進めていきます。

■中心核「交流・文教ゾーン」整備の見直しのポイント
令和6年5月号の広報りゅうおう折込チラシにてお知らせしました中心核「交流・文教ゾーン」の整備スケジュールと事業費を見直しました。主な見直しポイントは次のとおりです。

▽ポイント1
コミュニティセンターに公民館機能を併設することとしたため、その検討をする時間を設けるとともに費用を増額しました。

▽ポイント2
竜王こども園はこれからの就学前児童施設のあり方についての検討や既にある民間施設との協議を丁寧に行うため、スケジュールを見直しました。

▽ポイント3
公園は町民アンケートや町民ワークショップの意見を反映させるため、スケジュールを調整するとともに費用を増額しました。

▽ポイント4
近年の社会情勢や人件費・物価高騰を反映させるため、各施設で費用を増額しました。

▽整備スケジュール

▽整備費用

▽居住ゾーン、複合ゾーンについて
居住ゾーンおよび複合ゾーンについては、民間企業による整備を計画していますが、実施事業者など具体的なことはまだ決まっていません。今後、具体的な事業内容が決まり次第、その都度お知らせします。

問合せ:
未来創造課 政策推進係【電話】58-3701
中心核整備課【電話】58-3717