しごと 人材育成の循環で地域産業を活性化~ウズベキスタンとの人材育成交流~(2)

■市内企業で働く卒業生と受け入れ企業へインタビュー!
◇積極的に行動し成長したい
林ベニヤ産業株式会社舞鶴工場 イシモイロフ・イザティロ さん
私が所属している部署では、木材(合板の材料)の乾燥と接合を行っています。現在、主に乾燥作業に使用するドライヤーのオペレーターを担当しています。
会社の工場は24時間稼働しており、2グループに分かれて、1週間ごとに昼勤と夜勤を交互に行っています。荷物を運搬するフォークリフトの免許があると、仕事の幅が広がり、現場を円滑に回すことができるので、私は就職してすぐに免許を取得しました。今後は木材の表面を滑らかにする研削作業に必要な資格を取得し、さらに技術を磨いていきたいと考えています。
今年4月にはウズベキスタンからの後輩も入社予定です。彼らには先輩たちは快く教えてくれるので、分からないことがあればすぐに聞くようにアドバイスしています。積極的に行動することも、私が先輩として教えていきたいことの一つです。
今は先輩から仕事のやり方を学んでいる立場ですが、将来的には自分自身で効率的な業務の進め方を考え、会社に改善提案ができるようなレベルになりたいと思っています。
これからも責任をもって、良い仕事ができるように取り組んでいきます。

◇工場のこれからを担う人材として期待
林ベニヤ産業株式会社舞鶴工場 取締役工場長 藤原 仁司 さん
最初に履歴書を見た際に漢字がしっかりと使用され、日本人が提出した履歴書とそん色なかったことに非常に驚き、言語面での心配は感じませんでした。実際に仕事上での会話も問題なく、こちらが問いかけた質問に対してもきちんと反応が返ってきますし、専門用語など分からないことはすぐに先輩社員に聞いて理解しようとしています。
仕事に取り組む姿勢や会話から強い向上心も感じられます。
現在イザティロさんは、工場全体の業務を把握することができる部署で働いてもらっています。
配属してから半年が経ちますが、今後は人に教える立場にも成長してほしいと思っています。工場のこれからを担う人材として期待しています。

◇舞鶴市でこれからも働き続けたい
株式会社マイギ イギタリエフ・シャフゾッド さん
今は海外への荷物発送業務を担当し、商品の書類作成、梱包、発送までを行っています。業務では近畿能開大京都校で学んだものづくりの知識や土台が生かされています。まだできることは限られていますが、先輩にアドバイスをもらいながら、日々の業務に取り組んでいます。最初は言葉の壁に直面し、専門用語の漢字やメールの書き方、適切な言葉選びに苦労しましたが、先輩に教えてもらったり、自分で調べたりして、徐々に対応できるようになりました。また仕事上でのメモなどは正しい漢字を使って、書くことを心がけています。
今後は任せられた仕事を一人でもできるように仕事の幅を広げ、現場の経験も積んでいきたいです。
私は、人が優しく過ごしやすい舞鶴市での生活が気に入っています。これからも舞鶴市で働き続け、近い将来、家族とこのまちで、一緒に暮らす予定です。

■幅広い人材の受け入れに向けて
◇着実に進む介護福祉人材の育成交流
市内の介護福祉施設で働く人材を受け入れるため、舞鶴市はリシタン地方にある公衆衛生専門学校との交流を進めています。令和5年12月、同校の教務担当者を受け入れ、特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづるで介護研修を実施。現在、研修で得た知識を同校の授業に取り入れ、将来、卒業生が市内の介護福祉施設で就労する計画を進めています。

◇ウズベキスタン人2人が介護人材として舞鶴へ
昨年10月から、ホリミルザエワ・シャホダットさんとホリミルザエワ・アジザホンさんの姉妹が、特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづるで働いています。
2人は北海道の介護福祉施設で働いていましたが、舞鶴市とリシタン地方との交流や、ウズベキスタン人が留学し、働いていることを知り、本市へ移住しました。日々学びながら、仕事の幅を広げています。

◇ウズべキスタン人から見る介護福祉人材の取り組み
ウズベキスタンは、平均年齢29歳、総人口に占める高齢者の割合はわずか5パーセントほどの若い国です。また、高齢者の介護は家族が行う習慣があるため、介護福祉施設はありません。しかし、いずれはウズベキスタンにも介護人材が必要とされる時代が来ます。今後もリシタン地方の人材が舞鶴市で働き、介護の専門技術を身に付けることは、将来のウズベキスタンの発展につながるものと思います。舞鶴市とウズベキスタンとの交流が順調に進むよう、橋渡し役として、これからも取り組んでいきます。
舞鶴市で国際交流員として働くアシルベクさん

担当:みなと振興・国際交流課