くらし 希望と活力をみらいへ 令和7年度当初予算
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- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府舞鶴市
- 広報紙名 : 広報まいづる 2025年5月号 Vol.1071
■未来の発展に向けた戦略的予算を計上
令和7年度の一般会計当初予算は、404億9,092万円を計上し、市制施行以来、過去最高の予算規模となりました。
第7次舞鶴市総合計画・後期実行計画がスタートしてからの2年間で重点的に取り組んできた「子育てしやすい環境づくり」をさらに飛躍させ、誰もが未来に夢と希望を持ち、次世代へ継承できるまちを実現するため、さまざまな事業を実施していきます。
なお、令和6年度3月補正予算として計上し、令和7年度へ繰り越しを行い、一体的に実施する事業も一部含んでいます。
詳しくは、市ホームページでご確認ください。下コードからアクセス可。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
■当初予算の概要
一般会計予算:404億9,092万円
■特別会計・公営企業会計予算
特定の事業を行う場合に、使用料などの収益でその事業の経費を賄うため、一般会計とは区別して収入・支出を処理する会計です。
■未来をつくる子ども達へ
◇[拡大]学校給食費の無償化を拡充
2億1,130万円
未来を担う子ども達の健やかな成長を社会全体で支えるため、昨年度の2学期から取り組んでいる中学校給食費の無償化を今年度から年間を通じて実施します。
また、新たに小学校給食費の無償化を3学期から実施します。
◇[拡大]学校トイレの洋式化・体育館空調などの整備(※)
4億9,297万円
児童や生徒の学習・生活の場である学校を安全で快適な環境にするため、計画的に小・中学校のトイレの洋式化と中学校の体育館の空調の整備を進めます。トイレの洋式化率は全国平均を超える80パーセント、体育館の空調は、令和10年度までに全中学校への整備を目指します。
◇[新規]こども・若者の居場所づくり
1億8,370万円
「こどもまんなか社会」の実現に向け、子どもや若者の居場所づくりを横断的に展開し、健やかな成長を応援します。放課後児童クラブや学習支援に加え、子どもや若者のスポーツや文化など多様な活動への補助制度を創設します。また、中総合会館1階にWi-Fiの整備、自学スペース、図書閲覧スペースを設置し、居場所づくりを行います。
■子育て世帯を応援安心安全の確
◇[新規]産前・産後サポートの充実
441万円
妊娠期から産後1年未満の妊産婦とその家族が、産後うつなどの悩みや不安を軽減し、安心して妊娠期を過ごし、出産や子育てができるように、心身のケアや親同士の交流、仲間づくりなどを支援する事業所を応援します(関連10ページ)。
◇[拡大]不妊・不育治療の助成を拡大
1,037万円
不妊治療や不育治療を受けている人の経済的な負担を軽減するため、治療費の補助率と上限額を引き上げます。
これにより、総合的に京都府内で最も手厚い助成制度に拡充し、子どもを願う人の負担を軽減します(関連10ページ)
◇[拡大]妊娠・出産を手厚くサポート
921万円
特に心身のサポートが必要な妊産婦とその家族に対し、市内の医療機関などが中心となり、助産師などの専門家による個別の相談支援の体制を強化します。
また、京都府内で初の取り組みとして、流産や死産で家族を亡くされた産婦とその家族に寄り添う相談支援を実施します。
■安心安全の確保
◇[拡大]災害に備えた備蓄物資の配備(※)
7,744万円
地震などの大規模災害への備えを強化するため、市内の避難所にパーティションテント、簡易ベッ
ド、簡易トイレ、トイレ用テントなどを配備します。
◇西消防署の整備
22億80万円
建築から約40年が経過した西消防署を、東消防署中出張所と統合して移転・新築し、災害時の機能強化と消防体制を充実します。
◇持続可能な医療提供体制の確保に向けた取り組み
2,700万円
公的病院の再編・統合を見据え、事業規模や人員体制・運用などを検討するための詳細なシミュレーションを実施します。
◇[新規]ヘリコプター臨時離着陸場の整備
2,432万円
孤立の恐れがある田井・成生地区にヘリコプター臨時離着陸場を整備します。令和7年度は、整備予定地の測量などを実施します。
■唯一無二の魅力を未来へ
◇[新規]海外引揚開始80年・世界記憶遺産登録10周年記念事業
3,261万円
本年は戦後・海外引き揚げ開始80年とユネスコ世界記憶遺産登録10周年を迎えることから「引き揚げのまち舞鶴」として、引き揚げの史実と平和の尊さを次の世代や世界へ発信するための取り組みを積極的に展開します。令和7年度は毎年実施している平和祈念式典に加え、シベリア抑留画展、次世代による平和な社会の構築を考える国際平和未来フォーラムなどを開催します。
◇[新規]万博を生かす舞鶴の挑戦
2,376万円
大阪・関西万博をきっかけに、国内外からの誘客を増やし、新たな人の流れを作るための事業を実施します。
「関西パビリオン京都ブース」への出展や経済的な支援を必要とする保護者に対して、小・中学校の校外学習などで万博を見学する費用を支援します。
また、万博をきっかけとした舞鶴・小樽フェリー航路における旅客数の拡大に向けた事業にも取り
ます。
◇[拡大]赤れんが倉庫群の整備(※)
3億656万円
貴重な国指定重要文化財を未来へ引き継ぐため、文部科学省が所管する赤れんが6号棟の保存修理や耐震補強の工事に着手します。
■進化し続けるまち
◇[新規]まいづる親善大使プロジェクト始動
126万円
さまざまな分野で活躍する舞鶴市にゆかりのある著名人を「大使」に任命し、舞鶴の魅力を市内外に広く発信するとともに、大使と協力し、さまざまな事業を行います。
◇[新規]広報が描く舞鶴の未来像
422万円
SNSなどを活用し「伝わる広報」を目指して情報発信を強化。民間のノウハウを活用し、職員の
向上研修や効果的なSNSの運用、プレスリリース配信サービスによる市外への情報発信を行います。
※令和6年度3月補正予算として計上し、令和7年度へ繰り越しを行い実施する事業を含む
担当:財政課