- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府綾部市
- 広報紙名 : 広報あやべねっと 令和7年1月号
綾部市長 山崎善也
明けましておめでとうございます。よき初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
ご承知のとおり昨年は、元日に能登半島地震が発生しました。また近年の地球温暖化による異常気象は、我が国にも毎年のように甚大な自然災害を発生させており、9月には、能登の被災地に追い打ちをかけるかのように豪雨災害をもたらしました。改めて、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
本市では、昨年は大きな災害に見舞われることはありませんでしたが、中山間地の自然災害のリスクはどこも同じであり、安全・安心のまちづくりを加速化させる必要があることを、改めて認識したところです。
昨年11月には、あやテラスがオープン1周年を迎えました。想像していた以上の入館者数であり、誠に感慨深いものがあります。今後も施設の更なる充実を図り、本市のランドマークとして、周辺のあやべグンゼスクエア、市民センター、北部産業創造センター、あやべ健康プラザや商業施設とともに都市機能の一翼を担い、駅周辺のにぎわいづくりに貢献できるものと期待しているところです。
さて、我が国の人口減少は今後も避けられず、地方の自治体においては、従来の公共サービスを自前で提供することが困難になることが予想されます。また、経済社会構造の変化や住民ニーズ・価値観の多様化、災害の頻発化・激甚化など、複雑多岐にわたる行政課題に対して、人口減少を見据えた持続可能なまちづくりをしていかなくてはなりません。社会情勢を見極めながら最適値を見出し、財政規律を保ち、バランスのとれた市政運営に努める所存です。
本市は本年、市制施行75周年を迎えます。歴史の積み重ねの上に今があります。未来は現在の連続であり、我々の現在の選択が未来を切り拓いていきます。ふるさと綾部の将来がより良いものとなるよう市政のかじ取りをする所存ですので、引き続き、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
結びに、皆様のご多幸とご健勝、内外の平和と安寧をお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。