くらし あやべトピックス

■高規格救急車の寄贈受ける
市は12月23日、日本損害保険協会から高規格救急自動車の寄贈を受けました。今回寄贈された車両は、救命処置のための資機材に加え、活動状況によって発光パターンが変わる赤色灯などを備える最新型。今年6月開所の西部地域消防防災拠点施設に配備する予定です。塩見幸作消防長は「救急件数は増加している。市民の安全・安心の確保のため有効に活用する」と感謝を述べました。

■卒業証書は手作りの和紙で
府の無形文化財に指定されている黒谷和紙。市内の小学6年生は毎年、卒業証書に使う和紙を自分たちの手ですきます。12月17日と18日には、中筋小学校の児童らが十倉名畑町の黒谷和紙工芸の里を訪れ、黒谷和紙協同組合の職人から手ほどきを受けながら紙すきに挑戦。小雲丈太郎(おぐもじょうたろう)さんは「想像以上に難しかった。思い出に残る体験ができた」と笑顔を見せました。

■新年への思い新たに
日本ボーイスカウト綾部第2団(猪岡敏一団委員長)は1月1日の早朝、上野町の藤山公園(寺山山頂)で元旦寺山山頂国旗掲揚式を開催。国旗・市旗・世界連邦旗の掲揚や市民憲章の唱和、平和の鐘の打ち初めなどが行われました。この日は眼下に雲海が広がる中で初日の出が見られ、集まった人たちは絶景を楽しみながら新年への思いを新たにしました。

■人権課題を考える
市とあいフェスティバル実行委員会(林多嘉子委員長)、部落解放・人権政策確立要求綾部実行委員会(委員長、山崎善也・綾部市長)は12月15日、西町一丁目のI・Tビルで「あやべ人権・あいフェスティバル」を開催しました。今回のテーマは「だれもが輝く未来へ向かって」。ワークショップや団体の活動展示など多彩な事業のほか、海上保安庁で初の女性リーダーとして活躍した永田潤子・大阪公立大学大学院教授の講演も行われました。
永田さんは「女性の役員を増やすことは、意思決定層に多様な視点を取り入れるために重要。男性中心の社会では女性の視点が欠け、働きやすい環境が整備されにくい。女性の視点を加えることで、社会の多様性が向上し、より良い社会の実現につながる」と訴えました。

■会場を彩る葉ぼたん
市シルバー人材センター(吉田豊理事長)は12月13~15日、青野町のあやべグンゼスクエアで「第32回市民葉ぼたん展」を開催しました。今年は34人と1団体が計99点の作品を出展。会場には、色鮮やかな葉ぼたんが並び、お正月飾り用に買い求める人もいました。

■丹精込めて育てた自然薯を販売
水源の里・市野瀬(波多野耕三郎代表)は12月15日、睦寄町のあやべ温泉前で「じねんじょ祭」を開催しました。地元の農家が丹精込めて育てた自然薯(じねんじょ)100本を用意。温泉客らに市野瀬自慢の特産品を紹介しながら、楽しく交流を図りました。毎年訪れるという常連客もあり、大変好評を得ています。

■被爆体験談から平和の尊さを学ぶ
岡安町の西八田小学校は12月12日、被爆体験証言講話を実施。8歳のときに被爆体験をした八幡照子さん(広島市)が、4~6年生の44人に自身の経験を話しました。八幡さんは「原爆が落とされたとき、私は裏庭にいた。空が青白い光で照らされた瞬間が今でも忘れられない。白いご飯を食べる幸せは、平和があってこそ感じられるもの。家族との思い出は、今も私の心に残ってる。家族はかけがえのない存在。みんなも大切に」と語りました。