子育て 全ての子どもの健やかな成長を願って こども発達支援施設開所

市は5月12日、上野町の旧綾部幼稚園にこども発達支援施設「あいむ」を開設しました。乳幼児期から高校卒業まで、こども園や学校などとも連携した切れ目のない支援を行い、地域の中で子どもとその家族が安心して暮らせる環境を整えます。

◇発達に寄り添いきめ細かく支援
施設は、子どもの発達を総合的に支援する体制の強化・充実を図ることを目的に整備。鉄筋コンクリート造一部木造平屋建て、延べ床面積約890平方メートルで、施設内には活動室や遊戯室、相談室、検査室などを設けました。総事業費は約4億8千万円です。

同施設では、これまで保健福祉センターで行っていた児童発達支援(療育教室)に加え、新たに放課後等デイサービスと保育所等訪問支援の事業を実施。保健師や保育士、作業療法士などの専門職員が、保護者の不安にも丁寧に耳を傾けながら、子ども一人ひとりの発達に寄り添ったきめ細かなサポートに当たります。利用方法など詳しくは、市ホームページ(記事ID5118)をご覧いただくか、同施設【電話】21-9037【FAX】21-9038へ。

■3つの事業で発達に支援が必要な子どもの成長をサポート
◇児童発達支援(療育教室)
対象:おおむね1歳以上の未就学児
人との関わりや遊びを通して自信や意欲を育みます

◇放課後等デイサービス
対象:小学生
放課後や夏休みなど学校の休業日に自立支援や余暇支援を行い、社会参加を促します

◇保育所等訪問支援
対象:こども園や幼稚園、学校などに通う18歳未満の子ども
園や学校と連携を図りながら、集団生活になじめるよう支援します