- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府宇治市
- 広報紙名 : 宇治市政だより 広報うじ 令和7年8月15日号
■共生社会を目指して(視覚障害者への情報提供)
総合福祉会館において宇治リーディングボランティアの皆さんが音訳活動をされている現場にお伺いし、市政だよりの原稿の音訳を体験させていただいた後、意見交換を行いました。
音訳とは「目の代わりをするもの」とお聞きしたとおり、朗読や挨拶とは違い、抑揚のないよう、アクセントに注意しながら原稿を読むことが大変難しく感じました。
意見交換では、活動に参加されたきっかけを伺うと、「定年退職の後にできることを探していた時、市政だよりで知った」、「朗読や読むことが好きで、人の役に立てることがしたかった」などお話しいただき、2年に1回開催されている初級講座に参加されたということでした。年に1回、リスナーの方々との交流会を開かれており、「声」のつながりに加え、直接会ってお話をするといった、地域ならではの交流やふれあいを大切にした活動をされていました。
昨今、AIなどのデジタル技術が進歩している中、総合福祉会館に来られる方々と「元気にしていますか?」「こんなことがありましたよ」などと声を掛け合える関係が素晴らしく、機械やAIにはできない人と人とのつながりをこれからも大事にしていきたいと感じた1日でした。そのためにも、障害のある人もない人も、分け隔てられることなく、互いに人格と個性を尊重し合いながら共生するまちづくりを今後も進めてまいります。
宇治市長 松村 淳子(まつむら あつこ)
問合せ:秘書広報課
【電話】20-8701