くらし UJISHIのコラム(各課からのコラムをご紹介!)

■01 [お茶][歴史]宇治史探検(174)
知る人ぞ知る宇治の豆知識をお話しします。

◇巨椋池の蓮見
かつては宇治市の西部、伏見区、久御山町にかけて、コイ・フナ・ナマズなどの魚類や鳥類などが生息する「巨椋池」が広がり、周辺では池とともに暮らす人々の営みがありました。
明治40(1907)年の淀川改修工事以降、宇治川と完全に分離された巨椋池は、水深が浅く停水した環境へと変わっていきます。その中で水面には蓮が多くみられるようになりました。哲学者・和辻哲郎はある年の8月5日頃、京都に住む友人に蓮を見に行こうと誘われ、お盆に蓮が切られる前の今がちょうど見頃だと宇治川から小舟を乗り入れました。小舟の中に座って蓮を見物し、池一面に蓮がどこまでも咲き誇るその圧巻の様を次のように語っています。
「舟ばたにすれすれの花から、一尺先、二尺先、あるいは一間先、二間先、一面にあの形の整った、清らかな花が並んでいるのである。舟の周囲、船頭の棹の先の届く範囲だけでも何百あるかわからない。しかるにその花は、十間先も一町先も、五町先も、同じように咲き続いている。その時の印象でいうと、蓮の花は無限に遠くまで続いていた」(和辻哲郎「巨椋池の蓮」『埋もれた日本』より)
巨椋池の蓮は蓮見に訪れる人々を楽しませるだけでなく、夏にはお盆用の切り花として、冬にはレンコンとして出荷され周辺に住む人々の暮らしを支えていました。

問合せ:歴史資料館
【電話】39・9260

■02 こんなときどうする?
◇健康セミナー商法にご注意!!

Q:健康セミナーに通っていましたが、健康食品を買うとポイントが貯まって景品が貰えるので、いつも楽しみにしていました。通ううちに、高額な健康食品を次々と勧められ、断わり切れずに購入していると、とうとう支払えなくなりました。どうすれば良いですか?

A:高齢者が支払えなくなるまで次々に販売する健康セミナー商法の相談が増加しています。
これは、高齢者の健康不安や日常的な寂しさにつけこんで会場へ通わせ、高額な商品を購入させる手口です。契約してしまっても諦めずに消費生活センターにご相談ください。


・トラブル防止の為には!
通い続けて顔見知りになると、勧誘が断わりにくくなります。このような場には行かないことをオススメします。

問合せ:消費生活センター
【電話】20-8796

■03 共生[かんたん]手話入門
あなたも簡単な手話を覚えてみませんか。

手話では意味・内容に合った表現を選んで具体的に表します。
・カラオケに行く
[カラオケ]
マイクを持って歌う様子

・クイズ
どの手話表現か、線で結んでみましょう。

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。

問合せ:障害福祉課
【電話】21-0419【FAX】22-7117