- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和6年12月号(No.943)
■〔さまざまな分野で地域を盛り上げる〕三山木地域まちづくり協議会
三山木地域の住民自らが、地域課題を克服し魅力を高めるとともに、いつまでも安全で安心して楽しく暮らせる地域をつくる組織「三山木地域まちづくり協議会」が、令和4年6月に設立しました。
区や自治会、子ども会、民生委員、消防団などで構成されており、現在は「地域のために自分たちで企画・実行したい!」という思いを持った住民でつくる「企画会議」が重要な役割を果たしています。ここでは、「企画会議」に属する5つのチームを紹介します。
◆#1 お花くらぶ〔緑のある生活を楽しんで〕
会員数8人(10~70歳代)
◇活動内容は
花を育てる楽しさを広めるとともに、花を通じて地域交流を図る活動を行っています。内容は、花の種が入った泥団子「たねダンゴ」作りや野菜のプランター栽培講習会、フラワーアレンジメント、園芸雑貨制作など多岐にわたります。最近では、多肉植物を小さな植木鉢に寄せ植えする教室を開きました。参加者には、各家庭で栽培を楽しんでもらっています。
◇うれしかったことは
たねダンゴ作りのワークショップでは、後日、「芽が出た」「花が咲いた」と参加者から報告がありました。植物に関心を持ってもらえてうれしかったです。たねダンゴは、作る過程をみんなで一緒に楽しめるほか、植え付け後は、植物の生育が見られる上、開花したら切り花にして飾れるので、何段階も楽しむことができてお薦めです。
各イベントを通じて、「植物のある生活はいいな」と感じてもらえることが活動の励みです。自分たちの地域の花や緑を大切にする気持ちを持ってもらえたら幸せです。
◇工夫していることは
楽しいだけのワークショップではなく、正しい植物の扱い方、関わり方などの知識も伝えるようにしています。また、園芸相談に乗って、育てる不安を取り除くことも行っています。そのために、私たちも日々知識のアップデートを行い、正しい情報が届けられるように努めています。
◇今後は
「京田辺をお花いっぱいのまちに」が私たちのスローガンです。そのためにお花くらぶの活動を広く発信するとともに、他団体とのコラボや交流なども積極的に行うことで、楽しい企画につなげていきたいです。
◆#2 みやまきっずSP〔「わくわく」を大切に企画を考案〕
会員数11人(主に10歳代)
◇どのような団体ですか
「こんなことをやってみたい」という、それぞれの思いに賛同した有志で企画を練り、イベントを計画・実行します。結成当時のリーダーは小学校5年生で、小・中学生が中心の若いチームです。
◇活動内容は
イベントは年2回程度開いており、今年度は、他団体の皆さんと協力して、竹灯籠作りやお泊まり会を行いました。昨年は、同志社大学の協力のもと、人気テレビ番組にあやかり「お父さんと逃走中」を企画し、43人が参加してくれました。こどもや大学生のスタッフがハンター(鬼)役となり、親子で逃げながら、数々のミッションをクリアしていくゲームで、独自のルールやユニークなアイテムも数多く用意しました。笑顔あふれる親子の姿を見て、とてもうれしかったのと同時に、達成感と責任感を感じました。
◇今後は
イベントのたびに「またやりたい!」という気持ちが湧き上がります。みんなで考える時間は楽しく、苦労を感じることはありません。こどもたちや自分たちの「わくわく」する気持ちを大切にしながら、「また来たい」と思えるような企画を今後も考えていきたいです。
◆#3 シルバー部会〔人生100年時代を元気に暮らせるように〕
会員数6人(40~70歳代)
◇活動内容は
三山木地域に住む高齢世代が、人生100年時代を元気に暮らせる地域にしたいという思いから結成しました。活動内容は、地域の民生委員や社会福祉協議会の皆さんらと協力して、健康体操や歌、音楽鑑賞、健康講座などのサロンを開いています。また、敬老の集いなどの催しを開くなど、高齢者の交流を積極的に図っています。
◇うれしいときは
参加者の皆さんの楽しげな表情を見ていると、こちらもうれしくなります。「また参加したい」「これからも続けてほしい」と言葉をかけていただくことも多く、充実感や喜びを感じています。一方、ホールの収容人数の関係で、申し込みをやむなく断ることも多く、心苦しい一面もあります。
◇心掛けていることは
スタッフも含め高齢者が多いチームなので、活動が持続できるように、負担にならない程度で活動回数や内容を考えています。今後も、地域のシルバー世代が楽しく穏やかに暮らせるような居場所をつくっていきたいです。