- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年2月号(No.945)
■国指定史跡 綴喜古墳群〔古墳時代前期〕
市内には、日本の歴史や学術上、価値が高いと位置付けられている国指定史跡「綴喜古墳群」があります。現代まで大切に守られている3つの古墳(群)を紹介します。
◆1 大住車塚古墳 史跡指定50周年
大住八王寺にある全長66mの前方後方墳で、別名チコンジ山(智光寺山)とも呼ばれています。墳丘の周りには長方形の周濠(しゅうごう)が巡っています。昭和49年に本市で初めて国史跡に指定されて以来、標識や案内板の設置、盛り土、芝張りなどの整備を進め、今日までその姿をとどめています。令和6年に史跡指定50周年を迎えました。
◇記念講演会を開きます
大住車塚古墳史跡指定50周年記念講演会を開きます。詳しくは、市ホームページ(本紙の二次元コード参照)をご覧ください。
日にち:3月15日(土)
時間:午後1時30分~3時30分(開場は午後1時から)
場所:中央公民館
◆2 飯岡車塚古墳 市内最大規模
飯岡西原にある全長90mの前方後円墳で、市内最大の規模を誇ります。明治35年に後円部が発掘され、加賀(現 石川県南部)で製作されたと考えられる多くの石製品が出土しました。
◆3 天理山古墳群 3基が近接
昭和33年の調査で発見された薪山垣外にある古墳群。2基の前方後円墳と1基の前方後方墳から構成されています。昨年に3号墳の発掘調査を行った結果、埴輪が古墳の周りに立てられていることや、葺石(ふきいし)が古墳の斜面に設置されている状況を確認しました。
■市民と一緒に考える 古墳のよりよい生かし方
綴喜古墳群の保存活用計画の策定に向けて、市民向けの古墳見学会や古墳活用のアイデアを探るワークショップを開くなど、皆さんと一緒によりよい古墳の生かし方について考えています。