- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年4月号(No.947)
■「無料で点検する」という電話にご用心!
点検と称して電話で訪問の約束を取りつけ、契約を勧めてくる点検商法の相談が多数寄せられています。
◇事例(1) 住宅の点検に伺う
「市の条例で住宅の点検が必要になった」「市から委託されたので、家の点検に伺う」と電話があった。怪しいと思い断ったが「決まったことだから行く」と言う。このようなことを市役所は行っているのか。
→市には、このような条例はありません。また、住宅点検の委託も行っていません。
◇事例(2) 給湯器の点検に伺う
「無料のガス点検に伺う」「市から委託されたので、給湯器の点検に伺う」という電話があり、ガス会社と思って家に来てもらった。点検後、「ガス漏れがあるので給湯器を交換した方がいい」と言われて契約した。家族に「ガス会社と関係ないのではないか」と言われ、不審に思ったので解約したい。
→ガス会社が法定点検をする場合は、事前にガス会社から通知があります。また、市が事業者に給湯器の点検を委託することはありません。
◇被害防止のポイント
・「放っておくと危険」「工事をしないと大変なことになる」などと不安をあおり契約を勧めてきます。事前に電話がある場合や、突然訪問してくることがあります。
・どのような勧誘でも、その場ですぐに契約しないでください。家族や専門家に相談した上で、契約を進める場合は、複数の事業者から見積書をとりましょう。
・「市の条例により点検が必要」「市に委託された」と電話をかけてきた場合は相手にせず、電話を切ってください。
・勧誘の電話で興味がなければ、事業者名・連絡先を聞いた上で、「いりません」「興味ありません」「今後の勧誘はお断りします」とはっきり言って電話を切りましょう。断っている人に勧誘を続けることは法律で禁止されています。
・断っても帰ってくれない場合は、田辺警察署(【電話】63-0110)に相談してください。
・留守番電話機能や防犯機能付きの電話を活用して、知らない人からの電話にはすぐに出ないようにしましょう。
■防犯機能付き電話機など 購入費を補助(65歳以上)
振り込め詐欺などの特殊詐欺の電話は、高齢者を狙ったものが多く、主に固定電話にかかってきます。被害を未然に防ぐには、迷惑電話防止機能付き電話機などが有効です。市は同電話機などの購入費用を補助していますので、活用してください。
対象者:次の全てに該当する人
・市内に在住し、住民登録がある
・申請時に65歳以上
・同一世帯の人を含めて市税を滞納していない
対象機器:4月1日以降に市内店舗で直接購入した次のいずれかの機器
・自動応答録音装置などを備えた特殊詐欺への対策機能がある電話機
・固定電話機に接続する補助機
補助額:購入費用の2分の1(上限5,000円)
申請方法など詳しくは、問い合わせてください。予算額に達した場合は、受け付けを終了します。
相談・申請・問合せ先:消費生活センター(産業振興課内)
【電話】63-1240(相談に関すること)
【電話】64-1319(電話機購入費補助に関すること)
平日午前9時~正午・午後1時~4時