くらし 地域とつながる 区・自治会ホントのトコロ

区・自治会は、安全・安心で豊かな生活を送るため、地域の問題解決や住民の連帯感の向上に努める自主的な団体です。積極的に活動している区・自治会を紹介します。

■No.11 高船区長 森田日臣さん
◇市内最高峰の山村
高船区は、市南部の普賢寺地域に位置し、約42世帯、約100人が暮らしています。生駒市や枚方市に隣接し、市内で最も標高が高い山村です。南向きの山の急斜面に家々が建ち並んでいて、晴れた日には奈良方面を一望できます。
集落には、祈願すると腫物が治癒するといわれている笠上(かさがみ)神社や、区の氏神の石船(いわふね)神社が歴史を感じさせます。また、平成28年からは、区内の山道が日本最高峰の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ」のコースの一部となっています。レース当日、山岳賞ポイントとなる高船農村広場前には、多くの観戦客でにぎわいます。

◇地域を支える加工センター
地元の農家組合は、地域の農作物を味噌や漬物に加工する高船農産加工センターを運営しています。地元農家が栽培した米と大豆をふんだんに使用し、土壁の米蔵で10カ月ゆっくりと熟成させて仕上げた減塩味噌や、農林水産大臣賞を受賞した「かぶらっ娘」をはじめとした漬物は「京田辺ブランド一休品」として認定され、ふるさと納税の返礼品にもなっています。普賢寺ふれあいの駅やJR三山木駅前のにこにこ市などで販売していますので、一度ご賞味ください。

◇こどもたちが地元愛を深める行事
本区は、季節ごとに初詣や節分、春・秋祭りなど多くの行事を行っています。秋には、普賢寺小学校の児童に楽しんでもらえるよう「雲上の大遠足」を開きます。謎解きコースやお絵描きコースなどを用意し、コース別に普賢寺地域の豊かな自然を感じてもらうことが目的です。地元住民の交流はもちろんのこと、こどもたちに地元愛を深めてもらう良い機会となっています。

■区・自治会に加入を
地震や水害、火事などの災害時には、地域の助け合いが重要となります。また、防災訓練や文化・スポーツ行事、公園の美化活動などで地域住民が交流することで、互いを支え合う充実した生活につながります。積極的に区・自治会へ加入・参加してください。

問合せ先:市民参画課
【電話】64-1314