くらし 《特集》令和6年度決算報告 財務から見た京田辺(4)

■令和6年度の主な事業を紹介
◆〔安全・安心〕安全で心安らぐ優しいまちづくり
◇防災広場の造成工事と備蓄倉庫の建築設計が完了
広域的な災害時救援活動の拠点となるほか、物資の集配や緊急避難場所など、さまざまな状況に対応できる防災広場の造成工事が完了しました。また、防災備蓄倉庫などの建築設計が完了しました。(5億5,677万円)

◇吉原川の治水対策を強化
豪雨時における吉原川流域への浸水を防ぐため、河川の拡幅工事を行いました。(4,468万円)

◇消防車を更新
あらゆる災害や救助活動などに対応するため、最新鋭の装備を備えた消防車(救助工作車)に更新しました。(2億1,956万円)

◆〔緑〕緑に包まれた美しいまちづくり
◇京田辺クロスパークをオープン
民間の資金やノウハウを生かし、田辺公園に緑と農に親しめる新たな公園「京田辺クロスパーク(タナクロ)」をオープンしました。(2億8,074万円)

◇田辺公園にパデルコートを整備
田辺公園のテニスコートの一部を有効活用し、スペイン発祥のラケット競技である「パデル」のコートを公営として全国で初めて整備しました。(3,274万円)

◇新ごみ焼却施設を整備
枚方市と共同でつくる枚方京田辺環境施設組合は、老朽化した環境衛生センター甘南備園焼却施設に替わる環境負荷の少ない後継施設の整備を進めました。(2億3,839万円(組合への負担金))

◆〔健康〕いきいき健康で明るいまちづくり
◇障がいのある人の就労支援を強化
タナクロを障がいのある人の就労訓練・支援の場として活用するため、市内の就労支援事業所で構成される「(一社)京田辺みんなの働くプロジェクト」と連携し、障がい者の就労サポートを強化しました。(861万円)

◇高齢者の補聴器購入費を助成
高齢者の社会参加や地域交流を支援するほか、認知機能の低下を防ぐため、補聴器の購入費を助成し、60件の利用がありました。(120万円)

◇高齢者の多彩なサークル活動を一般開放
高齢者が自分らしくいきいきと暮らせるよう、シルバー人材センター会員向けのサークル活動(ダーツ・体操・パソコン同好会など)を150回以上一般に開放し、延べ900人以上が利用しました。(120万円)

◆〔文化・教育〕子育てしやすく未来を育む文化薫るまちづくり
◇こども家庭センターを設置
母子保健を担う「子育て世代包括支援センターはぐはぐ」と、児童福祉を担う「子ども家庭総合支援拠点」が一体化し、新たに「こども家庭センター」を市役所内に設置しました。(3,020万円)

◇小学校の水泳授業を民間プールで実施
適切な授業数の確保や効果的な水泳指導のため、全ての小学校の水泳授業を天候に左右されない民間の屋内プールで実施しました。(5,868万円)

◇中学校給食がスタート
徹底した衛生管理と最新調理機器を備えた学校給食センターから、成長期にある市立中学生に栄養バランスのとれた給食を提供しました。(3億154万円)

◆〔田園都市〕活力にみちた便利で快適なまちづくり
◇田辺北地区の新市街地整備を支援
田辺北地区での魅力ある新市街地整備に向けて、組合施行の土地区画整理事業を支援しました。(6,815万円)

◇新田辺駅前でのしんたな祭開催を支援
市内事業者などで構成する「田辺駅前大通り活性化協議会」を支援することで、近鉄新田辺駅西側エリアで「しんたな祭」が開かれました。(100万円)
・第1回目を昨年11月に開催。多くの飲食ブースのほか、よしもとお笑いライブや女子プロボウラーとの交流などで盛り上がりました。

〔トピックス〕市長×協議会 商業活性化について意見を交わす
市長と田辺駅前大通り活性化協議会は、「市民みらいミーティング」の中で、近鉄新田辺駅西側エリアでの商業活性化をテーマに、2年連続で意見を交わしました。「しんたな祭」でのにぎわいづくりのアイデアは、このミーティングからも生まれています。
・7月8日、市役所で2回目を開催

◇生活に欠かせない路線バスを維持
〔バス事業者を支援〕
市民生活に欠かせない地域のバス路線を維持するため、バス事業者への支援金を拡充しました。(1,477万円(拡充分))

〔路線バス無料の日を3日間実施〕
バス利用者を増やすため、秋のイベントに併せて3日間「路線バス無料の日」を実施し、延べ1万人以上が利用しました。(630万円)

〔スクールバスの車両更新と地域住民の混乗を実験〕
普賢寺小学校・幼稚園のスクールバスの車両を更新するとともに、地域住民が児童・園児と混乗し、路線バスと接続することで移動利便性を向上させる実証実験を行いました。(1,334万円)

◆物価高騰 市民生活をサポート
◇低所得世帯などに給付金を支給
国の方針に基づく物価高騰対策として、低所得世帯の所得水準に応じて7~10万円を支給したほか、こども1人につき5万円を上乗せ支給しました。さらに、住民税非課税世帯へ3万円を支給したほか、こども1人につき2万円を上乗せ支給しました。また、定額減税しきれないと見込まれる人へ定額減税調整給付金を支給しました。(8億8,352万円)

◇学校給食費の値上げ分を全額補助
小・中学校に通うこどもの保護者負担を軽減するため、物価高騰に伴う学校給食費の値上げ分を全額補助しました。(5,412万円)

◆市民協働・行財政運営 プロジェクト推進のために
◇一時保育の申し込みなどをオンライン化
利用者の利便性向上のため、3施設(大住こども園・河原こども園・三山木保育所)で行っている一時保育の申し込みや、保育所・こども園の次年度の継続利用申請をオンライン化しました。また、一時保育の利用料の支払いにキャシュレス決済を導入しました。(435万円)

◇区・自治会のデジタル化を支援
区・自治会運営の効率化や負担軽減、活性化を推進するため、デジタル機器購入費などを補助し、13団体が利用しました。(405万円)

問合せ先:財政課
【電話】64・1312