くらし 《特集》令和6年度決算報告 財務から見た京田辺(2)

■家庭に例えると?
市の決算を分かりやすく一般家庭の家計簿に例えて紹介します。歳入歳出を項目別に、「年収536万円」(※)の世帯として置き換えています。
家計簿収入合計536万円のうち、「給与」と「パート収入」を合わせると480万円となり、収入全体の90%を占めています。
家計簿支出合計529万円のうち、「食費」・「医療費・介護費など」・「ローンの返済」といった避けられない義務的な支出が307万円となり、支出全体の58%を占めています。

■貯金・借金の状況
◇貯金
基金残高~市が積み立てている預貯金残高~
56億円(昨年度から6億円減)
ごみ焼却施設整備に伴う基金の活用による残高の減少
市民1人当たり:8万円
京都府下14市の平均13万円(令和5年度末)

〔過去5年の推移〕

財政調整基金…財源に余裕のある年度に積み立てを行い、市税などの減収による財源不足や災害など予期せぬ支出に対応するための積立金のこと。
減債基金…市債の償還を計画的に行うための積立金のこと。その他特定目的基金…特定の目的のための資金の積立金のこと。

◇借金
市債残高~市が借り入れている借金残高~
210億円(昨年度から1億円増)
近年の建設事業の増加による残高の増加
市民1人当たり:29万円
京都府下14市の平均48万円(令和5年度末)

〔過去5年の推移〕

普通建設事業債…道路・公園・学校施設など、将来にわたって利用する公共施設の建設費についての市の借入金のこと。
臨時財政対策債…国から交付される地方交付税の不足分をまかなうため市が借り受けるもの。この返済に係る資金は将来、国の交付税で全額交付されます。