くらし 都市拠点公共施設整備事業の概要とこれまでの経緯。(2)

■これまでの経過 平成30(2018)年2月~令和7(2025)年3月
平成30年2月:今後の市立図書館の在り方について、図書館協議会が答申
令和3年10月:今後の子育て支援拠点等の在り方について、こども未来まちづくり審議会が答申
令和5年3月:京丹後市都市拠点構想の策定
※市都市拠点等の在り方検討会議開催(8回)
※若者ワークショップ開催(高校生~40歳)
※中学生ワークショップ開催(3年生)
令和6年3月:京丹後市都市拠点公共施設整備基本計画の策定
※都市拠点公共施設整備基本計画策定検討会議開催(5回)
令和7年2月:第3次京丹後市総合計画策定(都市機能構想)
令和7年3月:京丹後市都市拠点構想および京丹後市都市拠点公共施設整備基本計画を改定
※都市拠点公共施設整備基本計画等検討会議開催(2回)

■施設整備予定地(提案時の想定)
都市拠点エリア内において、商業機能が集積するエリアで5つの選定要件(土地利用規制・開発可能性・浸水想定・一定の敷地規模・土地の利用形態)に基づき、絞り込み・評価して選定した場所になります。今後、市民・議会などの意見も踏まえ、他の候補地も含めて検討していきます。

■概算事業費(提案時の試算)
▽イニシャルコスト(導入費用)(単位/億円)

▽財源(単位/億円)

※令和8年度から最終処分場整備事業が本格化することも加味し、8~10年度に過疎債を充当できなかった場合の想定

▽実質負担額(単位/億円)

※起債元金30.3億円+利子6.9億円

▽管理運営費用
年間試算:約1.6億円~約1.7億円(直営~指定管理)
※運営は指定管理を念頭に置きながら直営も含めて検討予定
※図書館は週7日開館、開館時間10時~20時の場合の試算

■都市拠点公共施設整備に係る合同会議を開催
市は、都市拠点公共施設整備事業に関連する3会議体(都市拠点公共施設整備基本計画等検討会議・図書館協議会・こども未来まちづくり審議会)に対し、議会審議の結果の説明を行うため9月25日、合同会議を開催しました。
審議結果を受け、委員それぞれの思いや意見を改めて聞き、これらも糧に、事業を進めていくため今後さらなる検討を行っていきます。(以下は委員の主な意見)
・単に図書館や子育て支援機能の確保だけではなく多面的な意味合いがある。都市拠点というアクセスの良い立地に整備することで多くの利用が見込め、商業施設が周辺に立地していることで相乗効果も期待できる。
・子どもにとって良い環境をつくること、子育て世代に安心して子育てができる環境を提供することが将来、子どもたちが地元に住みたいと願うことや移住者を呼び込むことにつながる。
・子どもから高齢者まで、誰もが利用できる施設の在り方を考えるべき。
・整備は早ければ早いほどありがたいので、既存施設の利用も視野に入れて考えるのも良い。
・この事業について知らない人は多い。市の財政状況とも併せて市民への説明と理解が必要。
・市全体の均衡ある発展に向け、都市の中心性を形成しなければ全体が衰退することになる。それ故この事業が非常に重要な役割を果たす。また、機能の役割分担により地域間バランスを図ることも大事。
・コスト面について考える際、周辺地域の活性化や全体への波及効果も含めて検討すべき。