- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府井手町
- 広報紙名 : 広報いで 令和7年4月号 No.631
令和7年度の当初予算 86億117万円
一般会計 54億900万円
特別会計 31億9217万円
令和7年度当初予算については、「豊かな⾃然と利便性・快適性とが共存する新しいまち」の実現をめざすことを基本姿勢とし、6つの柱からなる基本政策に基づき、予算を編成しました。
中でも、激甚化する災害から住⺠の皆様の安全を守る防災・減災の取組や利便性を向上させ町の発展を⽬指す国道24号バイパスへのアクセス道路整備、将来を担う⼦どもの教育のための⼩中学校の施設改修・設備更新など、住⺠の皆様の今の暮らしを守るとともに、よりよい未来を創るための事業に重点的に予算を配分しています。
令和7年度当初予算会計別歳出内訳
■令和7年度の主な事業
「豊かな自然と利便性・快適性とが共存する新しいまち」の実現を目指す6つのキーワード
1.自然環境を守り育て安全でやすらぎのあるまちづくり
住民の生命・財産を守るための防災対策の強化に重点を置きつつ、都市計画マスタープラン改定などまちの将来の発展を目指す予算
・避難所環境充実事業 16,000千円
災害時の各避難所における生活環境の向上を図る目的として、プライバシーを確保すること等により、少しでも生活しやすくなるよう、テント式パーティション及び簡易ベッドの整備を行います。
・ドローン購入 5,540千円
災害時の情報収集の円滑化や道路、橋梁等のインフラ点検、さらには有害鳥獣の追い払いなどに対応できるようドローン2機を購入します。また職員2名に操縦資格を取得させます。
・都市計画マスタープラン改定 11,000千円
国道24号城陽井手木津川バイパスの整備や庁舎移転、白坂地区及び山城多賀駅前への企業進出など、変わりゆく町の姿を踏まえながら、新たな住宅等の開発候補地の検討を進め、今後のまちづくりの方針を定めるため、都市計画マスタープランの改定を令和6年度からの2カ年で行います。
・J-ALERT受信機更新 4,300千円
J-ALERT(=全国瞬時警報システム)は、通信衛星を用いて、緊急情報を住民へ瞬時に伝達することができるシステムで、平成19年度から運用しています。現在、国において、地域単位で細分化して情報を配信できるようシステム改修が予定されており、本町においても、その機能に対応する新型受信機に更新し、住民の皆様の安全の確保に努めます。
・高規格救急車購入 55,200千円
井手分署に配備されている高規格救急車は、平成26年度に購入してから10年以上が経過することから、今後も住民の皆様の安心・安全のために更新するものです。
・デジタル移動通信システム改修 13,200千円
平成25年度に整備したデジタル移動通信システムについて、機器類の経年劣化や土地の状況の変化などから電波の受信感度が不良なエリアが発生していることから、町内全域での情報伝達の向上が図れるよう携帯電話の電波と簡易無線を活用することができる新たな機器に改修し、避難所や消防団等に配備することで安心・安全なまちづくりを推進します。
2.快適な暮らしと豊かな自然を活かしたまちづくり
国道24号城陽井手木津川バイパスへのアクセス道路をはじめ、まちの発展の基盤となるインフラなどの環境整備を進める予算
・国道24号バイパスアクセス道路整備(井手)10,000千円
井手地区において、市街地からのアクセス道路の整備に向けた予備設計を行います。
・町内道路改良 540,000千円
(1)町道29号線道路改良 190,000千円
井手やまぶき特別支援学校への国道24号からのアクセス道路や、井手分署等からの救急車両の進入路にもなる道路の整備を行います。
(2)町道12号線他道路改良 327,000千円
多賀地区において、国道24号城陽井手木津川バイパスへのアクセス道路となる町道12号線をはじめとする道路整備を行います。
(3)町道11号線他道路改良 23,000千円
多賀小学校の登校路である町道11号線の路肩拡幅整備をはじめとする町内道路の整備を行います。
・JR奈良線高速化・複線化第二期事業費補助金 2,756千円
町にとって重要な公共交通であるJR奈良線の高速化・複線化について、令和4年度に開業した第二期事業における環境アセスメント事後評価の結果を踏まえた対応などの残工事が行われます。また、今後も全線複線化を目指して取り組んでいきます。
・下排水路改修 22,100千円
老朽化した排水路について、計画的に改修を実施します。
・物価高騰対策水道・下水道使用料減免事業 28,900千円
物価の高騰が続く中で、住民の生活や事業者への支援として、水道料金の基本使用料及び水道メーター使用料と、下水道料金の基本使用料について、6ヶ月分の減免措置を講じます。
井手水…9,300千円
多賀水…3,900千円
下水…15,700千円
・庁舎等無電柱化対応工事 4,500千円
府道和束井手線においては、歩道を広く使えるようにし、安全・円滑な交通を確保することや、防災対策、景観形成等の観点から、京都府による無電柱化が進められており、令和7年度中に府道上の電柱が抜柱される予定となっています。それに伴い、本町においても、庁舎等の電線等の引込注を地中化する工事を行います。