- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府井手町
- 広報紙名 : 広報いで 令和7年9月号 No.636
9月は「世界アルツハイマー月間」として、世界各国で啓発活動が行われています。9月21日をアルツハイマーデーとして、日本では各地のタワーなどがシンボルカラーである「オレンジ色」にライトアップされます。
この機会に認知症への理解を深め、思いやりの気持ちを持ち、誰もが自分らしく笑顔で暮らせる地域の実現を目指しましょう。
■認知症とは?
認知症は加齢によって生じる物忘れではなく、脳の細胞が壊れたり、動きが悪くなったりして、認識したり、記憶したり、判断したりする力が障がいを受け、生活に支障をきたす状態のことです。
『何かおかしい?』と気づくことがあれば、ちょっとしたことでも、すぐに医師に相談しましょう。
■認知症の種類
・アルツハイマー型認知症
昔のことは覚えていますが、最近のことは忘れてしまいます。軽度のもの忘れから徐々に進行し、やがて時間や場所の感覚がなくなっていきます。
・脳血管性認知症
脳出血や脳梗塞などの脳血管障害がおこるたびに段階的に進行します。障がいが発生した脳の部位によって症状が異なります。
・レビー小体型認知症
現実にないものが見える幻視の発生や、手足が震えたり、筋肉が固くなることにより歩幅が狭くなったり、転びやすくなったりします。
・前頭側頭型認知症
感情の抑制ができなくなったり、社会のルールが守れなくなったりといったことが起こります。
■町の取り組み
▽脳トレ教室ひまわり
月4回、町内2会場で様々なゲームを中心とした「スリーA」「みんなの予防教室」と、あたまの認知トレーニングと同時に体を動かして脳の活性化を図る「コグニサイズ」を実施しています。日々の健康づくりにぜひご参加ください。
・井手地区
日時:毎月第1・3水曜日午後1時半~3時
場所:いづみ人権交流センター(研修棟)
・多賀地区
日時:毎月第2・4水曜日午後1時半~3時
場所:賀泉苑(大広間)
問合せ:井手町地域包括支援センター
【電話】82-3690
▽家族介護教室~知ろう・学ぼう・認知症~
年を重ねても、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けるためには、みんなで認知症を正しく理解し、地域で支えあうことが大切です。
テオテラスいでで、ゆったりと過ごしながら認知症のことを学びませんか。介護相談もできます。
日時:9月17日(水)午後1時半~3時頃
場所:テオテラスいで
対象者:井手町在住のご自宅で介護をされている家族・認知症について学びたい方
参加費:無料(飲み物付き)
予約不要です。お気軽に参加下さい。ご自宅近所までのお迎えもご相談ください。送迎希望の方は9月15日までにご連絡願います。
問合せ:(福)弥勒会・井手町在宅介護支援センター
【電話】080-6237-8687