健康 Health center 健康のお便り

◆『暑い時期を乗り越えよう!夏場の高齢者フレイル対策』
フレイルとは、健康と要介護状態の中間にある「虚弱」な状態をいいます。夏の暑さは、高齢者の身体に大きな負担となります。気温や湿度が高くなると、脱水症状や熱中症のリスクを高め、食欲不振や睡眠不足などを引き起こします。夏の暑さを乗り切り、フレイルを予防するためには以下の点に気をつけましょう。

▽暑さ対策
エアコンや扇風機、遮熱カーテンなどを利用し、室温は28℃程度、湿度は50~60%程度を目安に調整します。また、水分・塩分をこまめに補給し、外出時には日傘や帽子を利用し、通気性のよい服装で出かけましょう。

▽適度な運動
フレイル予防には適度な運動が大切ですが、暑い時期の運動には注意が必要です。無理をせず、室内での軽い運動や涼しい時間帯の散歩などがおすすめです。運動時には汗を発散させやすい服装で、こまめな水分補給を行いましょう。熱中症が心配な時は、暑さ指数(WBGT)を参考にしましょう。

▽栄養バランスのとれた食事
夏は食欲が低下し、高齢になると一度にたくさんの量を食べることが難しくなることで、栄養が不足しがちになります。食事は1日3回で、いろいろな食品をとることが大切です。

▽人とのつながり、交流のある生活
フレイル予防のためには、人とのつながりや交流など社会性のある生活が大切です。暑さで外出を控えて、誰とも話さない、顔を合わせない日々が続いてしまうと、何をするのもおっくうに感じてしまう「意欲の低下」や「閉じこもり」につながるかもしれません。暑さ対策をしっかり行った上で、趣味やボランティア、地域活動や運動教室などに積極的に参加することは、フレイル予防や健康な生活を維持するのに役立ちます。まずは、日常生活の中で人と交流しましょう。

▽規則正しい生活・十分な睡眠
睡眠が足りなくなると、疲れがとれにくくなって免疫力が低下します。朝はできるだけ同じ時間に起きて、日中はしっかりと身体を動かしましょう。
参考:厚生労働省熱中症予防のための情報・資料サイト

気象庁ホームページより

問合せ:福祉課
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