くらし 令和6年度「伊根町認知症地域支援学習会」を開催しました

■認知症総合支援事業~認知症になっても住み慣れた伊根町でその人らしい生活を~
「共生社会の実現を推進する認知症基本法」が令和6年1月に施行されました。
65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれる時代。認知症は、誰もが何らかのかたちで関わる可能性がある身近なものとなっています。これまでの医療や介護の取組のみならず、認知症の人の尊厳や意向に配慮し、地域で共に暮らしていく「共に生きる」という「共生社会」に関する様々な取組を町全体で取り組んでいくことが求められています。

▽伊根町を温かく見守る49名のサポーター誕生
2月27日(木)、老人福祉センター「泊泉苑」で認知症地域支援学習会を開催しました。スタッフを含めて49名の参加があり、講話や寸劇を通して『当事者の声を大事にする新しい認知症観』について学びました。学習会終了後は、認知症の理解を含め、身近な方たちを温かく見守るサポーターの証としてINE SUPPORTER(伊根サポーター)の文字入りオリジナルカバンを交付しました。

▽参加された方の声(アンケートより抜粋)
・劇団伊根。素晴らしかったです。寸劇を通して伊根町の支援がよくわかりました。
・寸劇の合間に、石野先生の説明が入るのがとてもとても分かりやすかったです。
・色んな活動に参加することが認知症予防にも大事だとおもった。
・今後もこのような学習会を継続していただき参加したい。
・この学習会は他の職員にも参加してほしいと思いました。
・たくさんの方が参加されていて認知症の方をサポートしようと考えておられる方がいることに安心しました。

▽『認知症になっても自宅で生活したい』
アンケートでは、『認知症になっても自宅で生活したい』という回答が多かったと同時に、認知症になったら地域の偏見に不安を感じるという回答も多く、今後もこのような学習会を通して、共生社会について考える機会をもつことが重要であると感じました。

■認知症サポーター養成講座とは…
自治会、学校、商店、職場、有志の集まりなどに講師が出向いて、認知症についての講座を行います。この講座は認知症の介護の方法を学ぶものではなく、認知症について正しく理解していただくための講座です。
「認知症についてよく知りたい」「地域の中で困っている認知症の人を手助けしたい」という方ならどなたでも受講できます。

お問合せ:伊根町地域包括支援センター
【電話】32-3041