くらし 生活支援体制整備事業 「ざっくばらんなおしゃべり会inよりみちサロン」を開催しました
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- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府伊根町
- 広報紙名 : 広報伊根 2025年6月号(第647号)
■~日々変わる海の表情、手作りの惣菜、居心地の良い伊根での暮らし~
みなさん、お住まいの地域で歳を重ねていくことを想像していますか?
いくつになっても人との繋がりや関わりをもって生活を送ることは、元気に暮らすために重要なことです。ざっくばらんなおしゃべり会では、美味しいものをいただきながら地域の温かいお話や困りごと・ニーズなどを気軽にお話ししています。
上林(かんばやし)より子さんは、10年前にご主人の実家がある日出地区に帰ってきました。地元の人が気軽に集まれる場所を作りたいという思いで、3年前に舟屋を改修したカフェ「よりみちサロン」をオープンしました。毎月15日のオープン日には、ボランティアの方2名が接客を手伝ってくれ、近所の方がお店を彩るお花を摘んで来てくれます。
▽なんかわからんけど居心地がいい
令和7年5月21日水曜日。
様々な地域の参加者8名が集いスタート。自己紹介をかねて、伊根町の好きな所を語る。「やっぱり海が好き」という方が多数。昨年退職したという参加者は「今までは働いていたので気づかなかったが、海の表情、季節の表情がはっきり見えるようになった」と心のゆとりについて語ってくれた。
男性はなかなかこのような集まりに出て来ない傾向にあるが、本日は2名の参加あり。「男性はひとなかが苦手。どうしたら男性が出て来れるだろう」という声に、「男の料理教室はニーズがあるんじゃない?」「梅酒を漬ける会は?」「味噌作りは?」と面白いアイデアが飛び交う。その男性参加者の家に「買ったもんばかり食べてたら身体ワルするで」と近所の方手作りの惣菜が届くそう。そんなご近所さんの優しさ、幼少の記憶、こういった集まりが「なんか分からんけどとても居心地がいい」と男性参加者は語る。
困りごとや不安に思うことを気軽に語り合えるのも「ざっくばらんなおしゃべり会」ならでは。もし自分が運転できなくなったら買い物はどうしよう、という話題に、「サザエさんの三河屋さんみたいな何でも屋さんがいたらいいのに」と声が上がる。「今は自分のついでに近所の人を乗せてあげているけど、自分が年をとった時に助けてくれる人がいるのか不安」という参加者に「日頃から奉仕をしていると、自分が困った時に助けてくれる人が出てくるよ」と温かい言葉が寄せられる。
「こんな良いところを作ってくれてありがとう」
「来てくれる人は地元の方が多い。友達が友達を連れてきてくれる。先日、地元の方にこんな良いところを作ってくれてありがとうと言ってもらい、すごく嬉しかった」
と笑顔で語るより子さん。
毎月15日のみのオープンだったが、もっと地域の人の居場所を増やしたいと、5月から5日・25日もオープンすることを決めた。みなさんにご縁があるように5のつく日にした。
伊根湾を眺めて語り合う、和やかなひとときを通じて、またよりみちサロンから温かい繋がりが広がっていく。
▽次回のざっくばらんなおしゃべり会
日時:7月25日(金)10時~15時
場所:筒川地区コミュニティセンター
・お好きな時間にお越しいただけます。
・時間ごとの楽しいイベントも企画します★
詳細が決まり次第「いねばん」「社協Instagram」等でお知らせいたします。
お問合せ:
・伊根町社会福祉協議会【電話】32-0176
・伊根町地域包括支援センター【電話】32-3041