講座 〔みんなで楽しく認知症予防〕はつらつ脳活性化教室

■頭を使う 体を整える 心を動かす
「はつらつ脳活性化教室」は、平成22年度にスタートした北区独自の認知症予防プログラムです。
「いきいき百歳体操」と「脳活性化レクリエーション」を組み合わせ、「頭を使う」「体を整える」「心を動かす」の3要素を、バランスよく、効果的に取り入れています。

◇63歳から95歳まで参加
「暑いのによう来てくれたね」「少し歩いた方がいいから」。7月末、豊崎東福祉会館で開かれた教室は、そんな会話でにぎやかに始まりました。研修を受けた「はつらつ脳活性化サポーター」7人が運営、毎週火曜日に開催しています。参加者は63歳から95歳まで、多い日は50人を超え、男性も増えてきました。
まずは、手や足に重りを付けて約30分間の百歳体操です。椅子からゆっくり立ち上がり、ゆっくり座る動きは20回。体操の山場です。
続く「脳活性化レクリエーション」は、4種類のメニューを週替わりで行います。この日は「思い出の歌」。当番サポーターの冨永美代子さんが選んだのは、右手でグーチョキパー、左手で123を順に出しながら「うさぎとかめ」を歌う“難問”です。「できへんわ~」とこぼしながらも、何とか頑張ります。「皆さんの前でうまく説明できるよう、家で練習もします」と冨永さん。その後は参加者のリクエストに応じて、様々な歌を楽しみました。

◇パソコンで出欠チェック
パソコンで出欠を管理しているのも、この地域の特徴です。途中、地域福祉コーディネーターが訪れ、欠席が続いている人をチェック。サポーターと情報交換して、気になる人には電話をかけたり、訪問したりします。「それが本当に心強くて」と話すのは、サポーター歴13年の的場みゆきさん。長続きしている理由を「皆さんがこんにちは、と笑顔で入って来てくださるのがうれしい。普段しんどいと思っていても、教室に来たら元気になります」と話します。
立川順子さんはサポーター2年目。横浜から越してきて、広報紙でサポーター養成講座が目に留まりました。「子育て支援をしてきましたが、親も年を取ってきたし、周囲にお年寄りも多い。引っ越しを機会にやってみようかな、と思って」。これまでにないレクリエーションをメンバーに提案するなどし、教室に新しい風をもたらしています。
教室を締めくくるのは「棒体操」。手作りの棒を両手に持ち、歌に合わせて左右に振ったり肩をたたいたり。最後は両手を上げて「イエーイ!」。大きな声が響きました。

◇あなたもサポーターになって活動しませんか?
教室は現在、区内17地域と大淀老人福祉センターで開催しています。
参加者はもちろん、教室で活躍する「はつらつ脳活性化サポーター」も随時募集中。詳細は北区ホームページをご覧いただくか、健康課へお問い合わせください。

HPはこちら
【HP】https://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000640238.html

問合せ:健康課
【電話】06-6313-9968【FAX】06-6362-1099

■はつらつ脳活性化教室 体験希望者募集(無料・要申込)
週1回、北区保健福祉センターで、楽しく体操や認知症予防に取り組んでみませんか。

日時:11月13日・20日・27日・12月11日・18日(いずれも木曜日) 10時~11時(全5回)
※原則4回以上受講
場所:北区保健福祉センター2階(北区役所内)
対象:区内在住の65歳以上で、介護保険を利用していない方
定員:30名(申込先着順)
申込:9月16日(火)~電話・窓口にて受付

申込・問合せ:健康課(1階12番窓口)
【電話】06-6313-9968【FAX】06-6362-1099

■認知症の支援や相談情報にスマホでアクセス!
認知症の状態に応じて、どこへ相談すればいいのか、どのような支援があるのかがまとめられているほか、最寄りの相談窓口やイベント情報の検索もできます。認知症の方ご自身だけでなく、そのご家族や支援者の方も是非ご活用ください。

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