- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府堺市
- 広報紙名 : 広報さかい 2025年11月号
市の南部に自然豊かな里山が広がっていることをご存じですか。たくさんの生物が暮らし、市街地の環境にも影響を与える里山の大切さを学びましょう。
※詳細は、広報紙P.12~P.13をご覧ください。
■[SATOYAMA 01]南部丘陵とは?
堺の最南端に広がる南部丘陵は、市内で唯一里山環境が残された貴重なエリアです。石津川水系の水源の一部として、市街地の環境維持や防災、農空間や生態系の保全など大切な役割を担っています。
また、そのうちの約10分の1の区域では、「保全優先地区」として緑地保全の取組を進めています。
◇2000種以上の生物が南部丘陵に!
堺に生息する約5200種の生物の3分の1以上は南部丘陵にいます。食物連鎖の頂点にいるオオタカやフクロウなどの猛禽(もうきん)類も見られ、これは生態系が豊かな証拠です。
■[SATOYAMA 02]里山の保全は必要?
里山とは、薪(まき)や炭の材料となる木を採るために人が手を加えた場所です。
このような場所は人が管理し続けないと草木が生い茂って立ち入れなくなり、生態系のバランスも崩れてしまいます。また、木々が失われてしまうと大雨の時に下流で洪水が増えるため、防災のためにも管理が必要です。
■[SATOYAMA 03]里山を一緒に守りませんか?
市では、南部丘陵に残されたかけがえのない緑を未来に継承するため、緑地保全制度を活用しながら、里山の豊かな風景や自然環境を育み、保全する取組を進めています。
◇里山の保全活動に参加するには
誰でも参加できる「里山保全ボランティア養成講座」では、座学と実習を通じて森の生物や里山整備について楽しく学べます。
若い方の活動も増えています。
興味のある方は堺自然ふれあいの森へお問い合わせください。
■[SATOYAMA 04]遊べる!学べる!堺自然ふれあいの森
「森の学校」がテーマの里山公園。散策路や広場が整備され、一年を通して多くの動植物に出会えます。稲などの農作物を育てる田畑もあり、収穫体験などのイベントも楽しめます。
◇紅葉の里山あるき
日時:11月30日(日)10時30分~11時30分
場所:堺自然ふれあいの森(南区畑1740)
対象:小学生以上
有料・要申込:11月16日から先着順
問合せ:堺自然ふれあいの森
【電話】290-0800
【FAX】290-0811
■[Project]「堺の森活」に参加しよう!
間伐体験や森遊びなど、楽しみながら里山の保全活動を体験できるイベントです。
図鑑で見るだけでなく、実際に触れて感動することが大切です!
日時:12月6日(土)10~14時30分
※雨天の場合は翌日
場所:堺公園墓地川向かい(南区鉢ヶ峯寺)
有料・要申込:11月14日まで(抽選)
問合せ:公園緑地整備課
【電話】228-7424
【FAX】228-1336
■堺自然ふれあいの森での取組が緑の都市賞で「国土交通大臣賞」を受賞しました。
大学生などを対象とした担い手育成や里山ボランティア養成講座などの、次世代の人材育成が評価されました。
問合せ:公園緑地整備課
【電話】228-7424
【FAX】228-1336
