くらし くらしの窓口 No.575

■フィッシング詐欺にご注意!
実在する業者をかたった詐欺メール被害が増えています。

◇相談(1)
会員登録している通販サイトから「あなたのアカウントに不正なログインがありました」というメールが届いた。記載されているURLからアクセスし、名前・住所・アカウント情報(ID・パスワード)を入力した。後日、自分のアカウントで商品を購入され、サイトに登録していたクレジットカードで決済されていた。

◇相談(2)
口座を開設している銀行から「銀行口座の利用を停止しています。下記URLから確認してください」というメールが届いた。URLにアクセスすると、本人確認欄があり、名前・住所・電話番号のほか、口座番号・暗証番号も入力した。後日、口座からお金が全額引き出されていることが分かった。

実在する業者や公的機関などをかたってメールやSMS(ショートメッセージ)を送り、記載されたURLから偽サイトに誘導して、クレジットカード番号やID・パスワードなどの個人情報を入力させる手口をフィッシング詐欺といいます。盗み取られた情報を悪用されると、事例のような金銭的被害が発生します。被害の取り戻しが困難な場合も少なくありません。
被害に遭わないためには、利用している業者からのメールやSMSであっても、まずは詐欺を疑い、安易に記載されているURLにアクセスしないことです。業者の公式サイトでは詐欺の注意喚起をしていることが多いので、公式サイトを確認しましょう。心配なときは公式サイトに記載されている連絡先に問い合わせてください。
情報を入力してしまったら、クレジットカード会社や金融機関に連絡して、カードや口座を利用停止にし、ID・パスワードは変更しましょう。複数のサイトで同じIDやパスワードを使っている場合は、全てを変更しましょう。

問合せ:消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555