- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年2月号 No.1443
■眠活してみませんか
心と体を健康に保つためには、睡眠が大切です。良い睡眠のための取り組み、「眠活」を始めてみませんか。
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◆良い睡眠は質と量どちらも
良い睡眠のためには、眠る量(睡眠時間)と質(休養感)が大切です。睡眠量は、年齢などで個人差があり、季節によっても異なりますが、成人は6時間以上と考えるのが妥当です。しかし、日本人の睡眠時間は短く、約4割の人が6時間未満と回答しています(下図)。
また、睡眠休養感では、睡眠による休養が十分取れていない人の割合は約2割であり、年々増えているようです。
日本人の睡眠時間
※厚生労働省「知っているようで知らない睡眠のこと(2024.11)」から作成
◆睡眠不足が生活習慣病を引き起こす
慢性的な睡眠不足や睡眠障がいは、けん怠感や集中力の低下などの悪影響に加え、肥満になりやすいことが報告されています。それは、寝不足になることで、ホルモン分泌に影響し、食欲が高まるからです。それにより、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高め、将来的に、心筋梗塞や脳血管疾患などにかかりやすくなると言われています。
◆快眠に導く1日の過ごし方
▽朝
・朝日を浴びる
体内時計をリセット
・朝ごはんを食べる
抜くと体内時計が後ろにずれ、寝付きが悪くなります
▽昼
・積極的に体を動かす
適度な疲労で寝付きを促進
・お昼寝は30分以内
寝過ぎは、夜の睡眠を妨げます
・夕方以降のカフェインは控える
取ると覚醒作用があり眠りが浅くなります
▽夜
・寝る前のスマホはNG
ライトで覚醒し、眠りを妨げます
・飲酒は控える
寝付きを良くしますが、眠りの質は悪くなります
◆眠れないときは
感情が高ぶった状態のまま眠ることはできません。しずめるために、自分に合ったリラックス法を持つことが大切です。
例:アロマ、静かな音楽を聴く、アイマスク、入浴、足湯など
◆子ども、シニア世代向け 眠活のアドバイス
○子ども世代
・小学生は、9~12時間
・中高生は、8~10時間
成長期の高校生までは、成人よりも長い睡眠時間を必要とします。
朝はしっかりごはんを食べ、日中は運動して、夜更かししないことを心がけましょう。
○シニア世代
・8時間以内
寝床にいる時間が長いと、入眠に時間がかかってしまったり、途中で目が覚めやすくなったりします。
寝るときはテレビを消すなど、寝室環境を整え、日中は、太陽を浴びて昼夜のメリハリのある生活を心がけましょう。
問合せ:健康づくり推進課
【電話】674-8800