健康 START すこやか エイジング Vol.12

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健康な体で毎日生き生きと暮らすために。日常生活に取り入れやすい健康づくりのポイントを紹介します。
※すこやかエイジング講座にも参加しましょう
(本紙21ページに関連記事)

●今月のガイド
長寿介護課・保健師 梶田真央さん
やる・やらないではなく「試してみよう」「合わなければやめよう」と気楽に捉えるのが良いですね。ほんの少しの行動が明日のあなたを変えると信じています。

■人生100年時代を満喫するためのヒントはオキシトシン
現在日本人の平均寿命は男女とも80歳を超え徐々に長くなっています。この長い人生をいかに充実感あふれる日々にしていくか、そのヒントに、愛のホルモン「オキシトシン」をご紹介します。

〔Point〕
◆充実感から心も体も健康に
オキシトシンは、充実感や安心感を得られるホルモンです。人と交流し関係が生じたときに分泌されます。その効果はさまざまで、心と体、脳の健康にも関わっています(右表)。
ただ、年とともに積極的に人とのつながりを得ることが難しくなり、新たな関係を作ることをおっくうに感じるかもしれません。次のことから試してみましょう。

○オキシトシンの健康効果 樺沢紫苑著「THE THREE HAPPINESS」から作成

〔Let’sTry〕
◆誰かとつながるために
人とのつながりのきっかけは人それぞれです。次の例を参考に、自分に合った方法でチャレンジしてみてください。

・あいさつする
もしジムに通っているなら、よく顔を合わす人にあいさつすることから始めてみてください。仲間のような連帯感が生まれ、ジム友達ができるかもしれません。

・講座・教室に参加
本誌で紹介している講座や教室に参加すると、同じ趣味や興味を持つ仲間に出会えます。

・人の集まる場所に行く
カフェや飲食店など、人の集まる場所に行ってみるのもお勧めです。カウンターなどに座っていると、通ううちに相手から話しかけてくれるかもしれません。

・町内会の活動に参加
町内会の清掃活動やイベントに参加しましょう。近所の人と顔見知りになる良い機会です。

○オキシトシンを分泌するには
(1)スキンシップ
・家族との交流
・握手
・マッサージ
(2)友情、仲間
・会話、コミュニケーション
・コミュニティ
(3)親切、他者貢献、ボランティア
(4)ペットとの交流

問合せ:長寿介護課
【電話】674-7881