健康 ヘルスケア 健康医療先進都市たかつき(1)

■私って糖尿病予備群?
2型糖尿病になる前の段階を糖尿病予備群と呼びます。糖尿病にならないようにするためには、定期的な健診と生活習慣の改善が大切です。
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◆糖尿病はゆっくり進行
糖尿病は、ある日突然血糖値が上昇するものではありません。多くの場合、何年もかかって少しずつ血糖値が上昇していき糖尿病に至ります。
予備群では全く症状がないことがほとんどですが、いざ発症すると失明や心筋梗塞などを引き起こす他、腎臓が機能しなくなって人工透析が必要になる場合もあります。

◆定期的な健診が大切
少しずつ上昇する血糖値をいち早く見つけるために大切なのが定期的な健診です。早い段階で数値の変化に気付くことで、糖尿病への移行を未然に防ぐことができます。
まずは、健診を受け血糖値などの数値を確認してみましょう。

▽健診結果の注目ポイント

※ヘモグロビンエーワンシーと読み、ヘモグロビンに結合するブドウ糖の量を表した数値のこと

正常高値・予備群の5年後の糖尿病発症リスク：
・空腹時血糖だけ該当…6倍
・HbA1cだけ該当…6倍
・両方該当…32倍

▽リスク上昇チェックリスト
⇒一つでもチェックが入る人は糖尿病に移行するリスクがさらに上昇
・腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
・BMIが25以上
・家族に糖尿病の人がいる
・1日10時間以上座っている
・喫煙する
・飲酒する
・甘いジュースやお菓子をよく食べる
・睡眠時間が短い
・高血圧症である
・脂質異常症である

◆糖尿病予防のこつ
糖尿病にならないためには、適正な体重を把握し、食事と運動の習慣を見直すことが大切です。特に、食生活の改善は重要で、乱れた食生活のまま運動習慣だけを改善してもあまり効果はありません。

(1)適正な体重を知ろう
まず、自分にとって適正な体重を計算してみましょう。
適正体重(kg未満)=25×身長(m)×身長(m)
(例)身長175cmの場合
25×1.75×1.75=76kg未満が適正体重です

(2)生活習慣を改めよう
〔食生活改善の例〕
○朝食は必ず食べよう
・1日3食規則正しく食べることが大切
・砂糖が入った飲み物は控える
○しっかりかんでゆっくりと
○野菜や海藻を取り入れ先に食べよう
・麺とご飯など炭水化物同士の組み合わせは避ける
○摂取カロリーを意識した献立を
・適正体重を超えている場合は、特にカロリーに注意
・腹八分目で終えられるように
○間食や夜食は控えよう

〔運動習慣改善の例〕
○座りっぱなしの時間は短く
・1日60分(約8,000歩)以上、高齢者は40分(約6,000歩)以上歩く
・息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上
・高齢者は、筋力・バランス・柔軟性などの要素を取り入れた運動を週3日以上
・食事の30～60分後に始めるのが理想
○週に2～3日は筋トレを
・歩行などの有酸素運動と組み合わせると効果大
・まずはストレッチで体をほぐしてから
・足や腰、背中の大きな筋肉を中心に

⇒まずは今よりも10分多く体を動かすことから始めよう

◆世界糖尿病デーin大阪医薬大
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11/14の世界糖尿病デーに合わせ、「健康寿命を延ばすために～糖尿病を持つ人も持たない人も健康的な生活習慣を」と「シックデイの話」の二つをテーマにイベントを開催。糖尿病の予防から治療まで医師らから学びます。11/1(土)～30(日)は特設ホームページの開設も。
日時：11/14(金)10：00～15：00
場所：大阪医科薬科大学病院(大学町)
料金：無料

問合せ：【電話】683-1221

問合せ：健康づくり推進課
【電話】674-8800