健康 ほっスピタル・かいづか

■人間ドック・健康診断で病気の早期発見、早期治療を
現在日本は世界1位の長寿国ですが、平均寿命と健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)とは10年程度の差が見られます。これからは、健康寿命増進が医療機関の役割の一つと考えています。そのためには、「病気の予防・早期発見」が必要となり、その要が予防医療です。当院では、市民の皆様に、日々健康な生活を過ごしていただけるよう予防医療(人間ドックや各種健康診断)を提供しています。
人間ドックでは基本メニューだけではなく、主にがんに対するオプションを豊富に用意して、消化管、肝臓、膵臓・胆道系、肺、乳がん、婦人科がんおよび泌尿器がんに対するがん検診を追加選択ができます。その他、膵臓ドックでは膵臓がんの初期発見率が高いとされる膵精密超音波検査を、脳ドックでは脳卒中や認知症などの脳に関係する疾患の診断やリスクの早期発見に努めています。また、ドックで異常が見つかった場合も、当院で2次検査を受けていただくことが可能です。
さらに、各市町が実施している対策型個別検診(公費適用)にも積極的に協力しています。令和6年度から市でも始まった胃内視鏡(胃カメラ)による胃がん検診も当院で受けることが可能です。
健康寿命を延ばすためにも、がんに限らず病気の早期発見、早期治療は重要です。ぜひ市民の皆様も積極的に健康診断を受けてください。

外科・消化器外科部長 健診センター長 高山治

問合せ先:貝塚病院
【電話】072-422-5865