- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府貝塚市
- 広報紙名 : 広報かいづか 令和7年5月号
■胸部レントゲン検査のすすめ
結核って過去の病気だと思っていませんか。日本では結核は昭和20年代までは死亡原因の第1位で、「亡国の病」などと言われていました。その後、治療法や生活環境の改善により、死亡率や死亡者は減少しています。しかし、最近でも全国で毎年10,000人以上が結核を発病し、1,500人以上が亡くなっています。
市では「結核健診」や「肺がん検診」の胸部エックス線撮影を40歳以上の市民の方を対象に無料で実施しています。令和5年度には合わせて約5,721人が受診されました。結核の方はいませんでしたが、肺がんの方が4人見つかっています。対象者は5万人以上で、約11%の方しか受診されていません。実は、感染症法により65歳以上の方は年1回の胸部エックス線撮影を受けるのが義務づけられているのです。学校健診や企業健診でも胸部エックス線撮影は必須です。
今月から新年度の健診が始まりました。近くの医療機関あるいは集団健診で受診してください。
貝塚市医師会
【電話】072-423-4130