イベント 万博特集(1) Our Expo,Our Future みんなで創ろう!この街の未来
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府枚方市
- 広報紙名 : 広報ひらかた 令和7年10月号 No.1346
いよいよ閉幕が近づく大阪・関西万博。市では「ひらかた万博」の一環として、市民や地域の事業者が主役となったさまざまな企画で万博会場に出展しました。「枚方を全国にアピールしたい」「未来の枚方を考えるきっかけにしたい」などそれぞれの思いを抱き、万博会場を舞台にアクションを起こした人たちの『私たちの万博』を会場の熱気とともにお届けします。
■市内ものづくり企業の力を世界へ
アクテック株式会社
代表取締役社長 芦田知之さん
枚方のものづくり企業をいかに紹介するかだけでなく、新しい視点で市をPRできないか参加企業で知恵を出し合いました。その結果生まれたのが、関西地図を模したアクリルパネル上で枚方を支点(へそ)に関西の名所を置いてバランスをとる「へそバランサー」。枚方は大阪・京都・神戸へのアクセスが良く住みやすい街だと来場者の心に残すことができたと思います。出展をきっかけに気づけた枚方のものづくり企業の多様さとフットワークの軽さを生かし、各企業の力を合わせて世の中のためになる製品をつくっていきたいです!
■子どもたちが変えていく枚方の未来
□子どもたちとつくったカラフルでユニークな未来の枚方
絵本・切り絵作家
たけうちちひろさん(市PR大使)
自分の住む街の今と将来を考えるきっかけになればと「未来の枚方はどんなまちになっているか」を全8回のワークショップで子どもたちと一緒に考え形にしました。カラフルでユニーク、そして夢いっぱいの建物や乗り物から未来は明るく楽しいものでいっぱいだと多くの人に伝えられたと思います。高校生や地域のボランティアも一丸となって協力してくれ、枚方に明るい未来が訪れるという希望も実感しましたね。
□子どもたちが医師を目指すきっかけに
関西医科大学 学長 木梨達雄さん
子どもたちが将来医師を目指すきっかけにと、ヒトの細胞観察体験や縫合キット・VR技術を用いた手術体験などを実施しました。さらに、世界最先端のがん領域における光免疫療法やがん新薬開発、匂いによって免疫機能を活性化する感覚創薬技術など、独自の取り組みを講演や展示で紹介しました。今後も最先端医療に関する研究に取り組み、その成果を積極的に発信して地域の皆さんをはじめ全ての人に健康と安心を届けていきます。
□枚方ゆかりの楽曲でお客さんを笑顔にできた
市立第四中学校 3年生 上村梨緒さん
市立中学校から公募で集まったバンドで、市テーマソング「この街が好き」や市出身・在住の作曲家・酒井格さんの吹奏楽曲「たなばた」を演奏しました。初対面のメンバーも多く本番まで3カ月ほどでしたが、ミスした際に「大丈夫だよ」と前向きな言葉を掛け合える良いチームになれました。本番ではお客さんがずっと笑顔だったことが印象的で、枚方ゆかりの楽曲で市の魅力がみんなの心に届いていればうれしいです!
□地球課題の解決に取り組みたい
市立楠葉西中学校 2年生 松葉隼都さん
私たちは課題解決型学習「PBL」で福祉・防災・職業について考え学んだ成果を万博会場で世界に向けて発表しました。学習で得た「相手の立場を体験することで求めていることが分かる」や「防災には日常からの備えが大事」などの気づきを生かして周りの大人の力も借りながら地球課題の解決に取り組みたいです!
※PBL(Project Based Learning)・・・生徒自ら実社会で解決すべき課題を見つけ解決に取り組み「未来を拓く力」を身につける探求的な学び。
■掛け算で生まれた枚方グルメ
□自信作で枚方に触れてもらえた
奥ひら実行委員会 代表 大橋綾子さん
市内の参加店舗が一丸となって商品を企画して試作を重ね、枚方産の食材を使ったラーメンや包子(バオズ)、くず餅アイスバーなどを開発しました。各食材の個性を引き出した自信作を万博会場でたくさんの人に食べてもらい、枚方に触れてもらえたことがうれしいです。これからも「ひらかた万博」の取り組みにもあるように、今回生まれた市の魅力で枚方を訪れる人が増えるよう活動していきたいです!
牧野愛する商店会 名誉会長 山中長久さん
商店会では新たな枚方の特産品の創出を目指し、地元産のお米や野菜、果物などを使った商品開発や、市東部地域の農園での研修会実施など、地産地消の推進に力を入れてきました。万博出展を通して枚方の地産地消メニューをたくさんの人に味わっていただき、まちの魅力が伝わったと感じています。創出した商品は新たな枚方の名物として万博閉幕後も展開していき、牧野から枚方を盛り上げていきたいと思います。
□昔と今が溶け合うかき氷でおもてなし
一般社団法人くらわんか
観光マネジメント
代表理事 井關拓史さん
枚方は京街道や枚方宿といった歴史を感じる街並みがある一方、駅前再開発で新しいまちづくりが進むなど、古いものと新しいものがちょうど良く混ざり合うまちです。そんな枚方らしい「昔ながら」と「今っぽさ」が絶妙に溶け合う新しいかき氷で、たくさんの人に枚方を知って、興味を持ってもらうことができたと思います。これからもまちの強みや魅力をどんどん発信して、枚方に来てもらえる人を増やしていきたいです!
■交野節を次世代へ
□枚方の歴史を感じてもらえた
特定非営利活動法人 枚方文化観光協会 熊野麻貴さん
神奈川県箱根町、静岡県三島市、大阪府和泉市と合同で江戸時代を体感できるブースを出展しました。どうしたら来場者に枚方の歴史を感じてもらえるかを考え、くらわんか舟の模型や菊人形を置いたフォトスポットを設置しましたが「くらわんか」という言葉のルーツや菊人形の認知度が高く驚きましたね。「枚方といえばくらわんかと菊人形」と思ってもらえるよう、これからもPRし続けていきたいです!
スターダスト河内 広報部長 嶋田研志郎さん
開幕日の4月13日に始まり、万博会場では合計11回出演し、河内音頭の源流で大阪府無形民俗文化財(記録選択)の交野節や「#万博音頭交野節編」で枚方の魅力を最大限にアピールしてきました。今後も伝統を守り継いできた先人への感謝を胸に交野節と盆踊りを次世代へ継承しつつ、日本全国でのお祭りの出演などを通じて「新しくて懐かしい枚方の名物」として市内外へアピールしていきます!
万博で発信した魅力の数々が10月11日に枚方に集結!
