- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府八尾市
- 広報紙名 : やお市政だより 令和7年5月号
■あなどれない新型コロナウイルス感染症
本市でも、初発例からの約5年間で、夏・冬合わせ11波の感染拡大を繰り返し、今なお流行時に高齢者施設や病院での集団感染が相次いでいます。高齢者などのハイリスク者では、重症化し死亡する割合がインフルエンザよりも多いといわれています。
また、感染3カ月後に成人で15%、小児で6.3%に後遺症がみられ、1年半後でもそれぞれ5.4%と1%にみられ、後遺症で苦しむ人も現れます。主な症状は、成人では睡眠障害や集中力低下、疲労感・倦怠感、呼吸困難、小児では疲労感・倦怠感や咳、頭痛、ブレインフォグです。後遺症が続く要因は、高齢や肥満、感染前のワクチン未接種があげられます。
後遺症には対症療法しかなく、感染予防が大切です。今後も感染者が増え始めた場合、密閉や密集、密接に注意し、マスク着用や換気に努め、高齢者などのハイリスク者には重症化予防のためにワクチン接種という基本厳守が望まれます。
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