- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府東大阪市
- 広報紙名 : 東大阪市政だより 令和7年(2025年)7月号
熱中症は、毎年7月から8月にかけて集中して発生しますが、暑さに慣れていない時期も注意が必要です。過去3年間の本市における熱中症による搬送件数は、令和4年:248件、令和5年:341件、令和6年:474件と年々増加し、救急搬送された人のうち半数近くが65歳以上の高齢者となっています。
◆こんな日は熱中症に注意
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・急に暑くなった
◆こんな人は特に注意
・体調の悪い人
・持病のある人
・肥満の人
・高齢者・幼児
・暑さに慣れていない人
◆症状
▽軽度
・めまい
・立ちくらみ
・筋肉痛
・汗が止まらない
▽中度
・頭痛
・吐き気
・体がだるい
・虚脱感
▽重度
・意識がない
・けいれん
・体温が高い
・呼びかけに対し返事がおかしい
・まっすぐに歩けない・走れない
◆予防法
・日傘・帽子
・涼しい服装
・水分をこまめにとる
・暑いときは無理をしない
・日陰を利用
・こまめに休憩
問合せ先:健康づくり課
【電話】072-960-3802【FAX】072-970-5821
■職場における労働者への熱中症対策が義務化
熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則が改正され、6月1日に施行されました。
この改正により、熱中症を生ずるおそれのある作業(※)を行う際に、次の措置が事業者に義務付けられます。
・「熱中症の自覚症状がある作業者」や「熱中症のおそれがある作業者」を見つけた者がその旨を報告するための体制整備および関係作業者への周知
・迅速かつ的確な判断ができるよう、次の(1)(2)の作成および関係作業者への周知
(1)事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先および所在地など
(2)作業離脱、身体冷却、医療機関への搬送など、熱中症による重篤化を防止するために必要な措置の実施手順
(※)WBGT(湿球黒球温度)28度または気温31度以上の作業場において行われる作業で、継続して1時間以上または1日当たり4時間を超えて行われることが見込まれるもの。
詳しくは、「職場における熱中症対策の強化について」をご覧ください。(本紙参照)
問合せ先:労働雇用政策室
【電話】06-4309-3178【FAX】06-4309-3846