くらし 令和6年度 成果報告・決算に関する説明(3)

●豊かな自然の中で安心して暮らせるまち
▽「南海トラフ巨大地震」などの大規模な災害への備え
本町が土砂災害により陸路が寸断され、陸の孤島となった場合を想定し、「みなと」の強みを最大限に活かし、船舶を使った海路からの円滑な救助活動や、被災者の生活支援を行う「命のみなとネットワーク形成事業」に参加し、災害時における支援物資の海上輸送訓練を近畿地方整備局や大阪港湾局、兵庫県洲本市と共同で実施するとともに、岬町消防団によるAEDを使った救命訓練や、海路を使って負傷者を救命センターへ搬送するシナリオでの訓練も併せて行い、町全体の防災対応力の向上に努めました。

▽災害時の避難支援
「避難行動要支援者名簿」の登録・更新に継続して取り組みました。加えて、個別避難計画の策定にあたり、避難支援等関係者となる自治区、自主防災組織、および、民生委員・児童委員協議会などとの継続的な支援体制の充実に努めました。

▽グリーントランスフォーメーション(GX)の推進
安心・安全で持続可能なまちづくりの推進のため、環境性能に特に優れた電気自動車および、燃料電池自動車を導入した場合に要した費用の一部を補助しました。

▽交通安全の推進
自転車用ヘルメットを購入する方に対し、購入費用の一部を補助することで、自転車における事故防止を図りました。

●安全で快適な住み心地のいいまち
▽道路施策
第二阪和国道について、平常時、災害時を問わず、地域の安全、安心を確保する為に早期の複線化に係る要望を継続しました。
町道西畑線については、池谷集落から佐瀬川集落区間の詳細設計が完了し、町道宮下連絡線については、狭あい部の車両等の通行支障の解消と、津波発生時の高台への避難経路として測量設計を実施しました。
舗装の長寿命化と維持管理コストの削減を目的とした舗装修繕計画に基づき、町道畑線および、町道黒崎線の舗装修繕を実施しました。また、橋梁の長寿命化と安全性を確保するため、朝日川6号橋および、新浜川1号橋の補修を実施しました。

▽都市公園「みさき公園」
令和4年9月にPFI事業者との事業契約を締結以降、令和5年8月に事業者から、現行の公園計画の一部を変更したい旨の申請があり、本町は令和6年1月に公園計画および、事業日程の変更を承諾したことに伴い、事業スケジュールは約3年遅れることとなりました。令和9年の第1期エリアオープンなど、新たなみさき公園の整備に向け、今後も引き続きPFI事業者と協議を進めます。

▽深日港の活性化
深日港と洲本港を結ぶ旅客船の運航を行うことで、大阪湾を周遊する広域的な観光振興の実現を図り、令和6年は初の試みとして、3月中旬から運航を開始しました。実績としては、土・日・祝日運航では初めて1万人を超える約1万1千人の方に利用いただき、商業施設や交通機関の利用等を通じて、本町の賑わいの創出に努めました。

▽下水道事業について
深日緑4丁会の町道緑四2号線で公共下水道工事を実施しました。

▽町営住宅の長寿命化事業
居住性・安全性等を長期間維持するため、「岬町営住宅長寿命化計画」に基づき、多奈川平野北住宅の1号棟から15号棟までの改修工事を実施するとともに、令和7年度の工事実施に向け、多奈川平野北住宅の16号棟から30号棟までと浄化槽施設2棟の改修設計業務を実施しました。

●すべての人が輝くまちづくりを進めるまち
▽デジタル化の推進
国の交付金を活用し、書かない窓口を実現するための「申請書作成支援システム」、学校現場における事務の効率化と負担軽減を図るための「校務支援システム」、コミュニティバスの利便性を高めるための「キャッシュレス決済システム」をそれぞれ導入し、デジタル化の推進に取り組みました。

▽地方創生事業の推進
「ふるさと納税」の取り組みを推進し、返礼品を増やすなどの取り組みにより、約3千名の方から本町のまちづくりを応援いただき、2億7千万円を超える寄附をいただくなど、岬ゆめ・みらい基金の確保に努めました。

▽移住定住の促進
まちのPR番組の制作を引き続き行うとともに、新たにポスター・リーフレットを作成し、まちの認知度向上を図り、町の施策内容を対外的に広報しました。また、婚姻された方々に対し、「結婚祝金事業」や「出産祝金事業」を継続するとともに、令和6年度からは、住民課の窓口にて出産または婚姻の届出をされた方に記念証の発行をはじめました。

▽更なる地方創生の取組み
令和7年現在の本町の人口は第3期岬町人口ビジョンで設定した目標推移を上回っている状況にありますが、少子高齢化や若年層の転出超過という本町を取り巻く厳しい状況を踏まえ、今後も手を緩めることなく取り組みます。

■結びに
以上が、令和6年度における主要施策の成果概要です。これらの成果は議員各位ならびに、住民のみなさま方の多大なるご支援、ご協力によるものと、改めて深く感謝します。
※令和6年度の財政状況や決算の概要については、8頁以降をご参照ください。