- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県
- 広報紙名 : 県民だより兵庫 2025年11月号
■六甲山の遺構を探検!
年月とともに朽ちた印象的な姿から「廃墟(はいきょ)の女王」と言われ近年人気が高まっている、摩耶山中腹に立つ旧摩耶観光ホテル。その南斜面には、1938(昭和13)年に発生した阪神大水害の復旧工事で整備された治山施設が現存しています。これら施設をまとめて案内するツアーを11月から12月にかけて3回開催。普段は見ることができない非公開ゾーンを歩きます。
◇1 旧摩耶観光ホテル
通称は「マヤカン」。1930(昭和5)年に建てられた鉄筋コンクリート造りの地上2階、地下2階の建物で、93(平成5)年までホテルや合宿所などとして利用されていました。建築的価値が認められ、2021(令和3)年、廃墟では初めて国登録有形文化財となりました(通常は立ち入り禁止)。
◇2 治山遺構・護岸工
急勾配の谷部に整備され、全長約420m。22基の落差工を設置することで勾配を10%緩和し、雨水・流水による渓流浸食や斜面崩壊の防止機能を果たしています。下流の谷止工3基と共に、全て人力による石積みで施工されました。
◇3 カツラ・イロハモミジの植林
防災面に加え、景観美も考慮して崩壊斜面に植栽された木々が、今では立派に成長。急な斜面が再び崩れるのを防ぎ、樹木の成長を促すために整備された階段状の石積みなどに、当時の工夫が伺えます。
◇4 竣工記念碑
治山整備が1938年12月に起工し41年5月に竣工したことや、県の事業として行われたことなどを伝えています。
○阪神大水害とは…
1938年7月3日から5日にかけて降り続いた大雨により、神戸市内だけで死者616人、被災家屋約9万戸の被害を出した大災害。山腹が崩壊した摩耶山では、当時としては大規模な治山整備が行われました。
◆参加者募集 旧摩耶観光ホテル×治山遺構ツーリズム 神戸にマヤ遺跡?!“廃墟の女王”and治山遺構探検
対象:急斜面を歩くため、足腰に自信のある人
日時:11月22日(土)、29日(土)、12月13日(土)13時30分~15時30分
場所:摩耶ケーブル「虹の駅」(集合)
定員:各回20人(先着)
料金:4,500円
申込み・問合せ:11月2日(日)11時からホームページ(申し込みフォーム)でmonte702へ
【電話】078-882-3580(火曜を除く11時~17時)
■Information(イベント等は延期・中止の場合があります)
◆「たいこを作って遊ぼう」の参加者募集
ダストボックスやテント生地などを使ってオリジナルの太鼓を作り、みんなで合奏します。無料。
対象:3歳~小学生と保護者
日時:12月14日(日)13時30分~15時
場所:県立神戸生活創造センター
定員:10組(抽選)
申込み・問合せ:11月24日(月)(休)までにホームページ(申し込みフォーム)で県青少年本部神戸事務部へ
【電話】078-647-9091【FAX】078-642-1018
◆個人事業税は納期内に納付を
第2期分の納期限は12月1日(月)です。金融機関、コンビニエンスストア(30万円以下に限る)、県税事務所の窓口で納付してください。スマートフォンアプリ、クレジットカードにより納付できる場合があります。また、納税に便利な口座振替制度も利用してください。
問合せ:神戸県税事務所
【電話】078-647-9139(中央区・東灘区・灘区・兵庫区・北区)
【電話】078-647-9140(長田区・須磨区・垂水区・西区)
【FAX】078-642-1021(全区共通)
■神戸版の問い合わせは
神戸県民センター県民躍動室総務防災課へ
〒653-8767 神戸市長田区二葉町5-1-32
【電話】078-647-9071【FAX】078-642-1010
■困ったとき、まずは[さわやか県民相談]へ
【電話】0120-16-7830(なやみゼロ)
携帯電話からは【電話】078-360-8511
平日(祝日等を除く)9時~17時30分
