- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県神戸市
- 広報紙名 : 広報紙KOBE 2025年(令和7年)3月号
今月やりたいことや知っておきたいことをピックアップ!
詳しい情報は各ホームページでもご覧いただけます。
■(EVENT)地球を守る、水域での温暖化対策ブルーカーボン
大気中の二酸化炭素が海草(うみくさ)や海藻(うみも)などの海の生態系に取り込まれ、その後、海底や深海に蓄積される炭素のことをブルーカーボンと呼びます。海草や海藻などは海中で分解されにくく、海底へ堆積したり、水中へ漂い続けたりして、大気中から取り込んだ二酸化炭素を長期間海中に貯留できるため、地球温暖化対策として注目されています。
海草や海藻の藻場を増やすことは、水質を浄化し、海の生き物を守り、豊かな海を取り戻すことにもつながります。そこで、市では、ブルーカーボンを増やす取り組みを進めています。
◇取り組み例 神戸空港島が海の森に
神戸空港島は、環境に配慮した緩やかな傾斜護岸となっています。水深3~5mの太陽光が届く浅場となり、ワカメなどの藻が森のように育ち、イソギンチャクやメバル、クロダイなど多くの生き物が集まっています。
◇地球を救う!?増やせ、水中の森~ブルーカーボンと世界初の淡水カーボン~
市は大学などと協力し、池や湖で水草などが二酸化炭素を吸収・貯留するメカニズムを、世界で初めて研究してきました。この淡水カーボンとブルーカーボンを学べるシンポジウムが開催されます。
日時:3月11日(火)13:30~16:00
場所:中央区文化センター(オンラインあり)
料金:無料
申込:ホームページで。先着順
■(INFORMATIO)駒ヶ林魚市場150周年!神戸の豊かな海と魚市場
神戸沖は、六甲山系からミネラル豊富な水が流れ込み、明石海峡からの潮の流れでプランクトンの動きが活発になる、豊かな漁場です。
長田区駒ヶ林では、古くから漁業が営まれ、四季折々の魚を求めて加工業者や商人が集まってきました。全国に先駆けて1875年に開設された駒ヶ林魚市場が、今年で150周年を迎えます。今も約40人の漁師が船を出し、神戸沖で水揚げした鮮魚を朝市で取り引きしています。
◇漁業と食文化を守りたい
時代によって獲れる魚や好まれる魚も変わっていきます。その変化に対応しながら、150年もの間、駒ヶ林で営まれてきた漁業。海の資源を守りながら、次の世代へつないでいきます。
◇海の幸を食べて、買って、楽しむフィッシャーマンズマーケット「海と、魚と、」
鯛やサザエ、ナマコなどの新鮮な魚介類を漁師から直接購入できる人気イベント。買った魚や地元飲食店のおいしい魚料理がその場でも楽しめます。また、150周年を記念して魚市場などを会場に、模擬競りやトークショーなども実施。魚市場や漁船、大漁旗など漁港ならではの風景を楽しみながら、神戸の海の幸を味わってください。
日時:3月30日(日)11:00~15:00
場所:駒ヶ林魚市場・漁港横倉庫(長田区駒ヶ林町3)
鮮魚売場への入場整理券配布場所:
・9:30~アグロガーデン神戸駒ヶ林店、アグロガーデン広場
・11:00~会場内
※魚介類の数には限りがあります