- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県姫路市
- 広報紙名 : 広報ひめじ 2025年8月号
人権教育や啓発をさらに推進するため、「人権教育及(およ)び啓発実施計画」を改定しました。この機会に、人権について考えてみませんか。
■姫路市人権教育及び啓発実施計画ってなに?
平成17年3月、誰もが平等で快適に暮らせる人権尊重のまちづくりのために本市が策定。基本方針や取り組み内容などを定めています。前回の改定から5年が経過したため、今年3月に内容を見直しました。
▼計画の目標
人権文化に満ちた人間都市「ひめじ」の実現
▼基本方針
(1)あらゆる場における教育及び啓発の推進
(2)人権に関わりの深い職業従事者に対する研修等の充実
(3)市民・事業者・関係団体との連携・協働の強化
■計画改定のポイント
社会情勢の変化等を踏まえ、より効果的な人権教育・啓発施策を実施するための見直しを行いました。
・「LGBT理解増進法」「こども基本法」など、法令や国の施策等の内容を反映
・「SDGs」「ハラスメント」「ダイバーシティ(多様性)の尊重」「ウェルビーイング(※)」など、近年の社会情勢の変化や人権を取り巻く状況などを追加
・人権課題として、「遺伝情報・ゲノム情報に起因する差別や偏見」を追加
・主な取り組みとして、「インターネットモニタリング事業」を継続するほか、「パートナーシップ宣誓制度」「ヤングケアラーの支援」「事前登録型本人通知制度」「不登校児童生徒支援員の配置」などを追加
・実施計画の各人権個別分野の施策において数値目標を設定
※身体的・精神的・社会的に良い状態にあること
■市民意識調査では
令和4年2月に実施した「人権についての姫路市民意識調査」(本紙10ページ下)によると、市民の多くが「人権問題は自分に関係がある」と考えていますが、必ずしも権利の主張を肯定的に捉えてはいない傾向があります。
重要なのは、人権問題を「個人の問題」として抱え込まず、社会や制度、慣習の見直しといった「社会問題」としての視点を持って考えること。
この機会に、ご自身の考え方をいま一度見詰め直してみてはいかがでしょうか。人権についての講座やイベントにも、ぜひご参加ください。
実施計画について、詳しくはウェブサイトで確認を!
ID:10251
■人権についての考え方
出典:人権についての姫路市民意識調査(4年2月)
■人権関連イベント
▼人権学習地域講座(1)
元おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ理事の市原千代子さんが「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために」と題して講演します。
日時:8月21日(木)、午後2時~3時半
場所:生涯学習大学校
定員:200人
申込期限:8月12日(火)
▼人権学習地域講座(2)
関西大学人権問題研究室委嘱研究員の宮前千雅子さんが「部落問題から差別のない社会を考える」と題して講演します。
日時:8月26日(火)、午後2時~3時半
場所:ネスパルやすとみ
定員:200人
申込期限:8月19日(火)
申し込みは、いずれもはがきかファクス、ウェブサイトで住所、氏名、電話番号(一時保育[満1歳~就学前の幼児、1人300円]利用の場合は幼児の氏名・年齢も。定員あり)を人権啓発センター(〒670-0012 本町68-290【FAX】282-9820)へ
ID:5901
▼人権啓発展
児童・生徒の人権ポスターや各総合センター・集会所における交流講座生の作品などを展示します。
日時:11月22日(土)・23日(祝)、午前10時~午後5時(23日は午後4時まで)
場所:イーグレひめじ地下1階
▼人権ポスター・標語の特選・入選作品を展示
市内の小学~高校生による特選・入選作品を展示します。
日時:7月31日(木)~10月30日(木) 午前9時~午後9時(最終日は午後3時まで)
場所:イーグレひめじ4階人権啓発センター
○作品の一部を紹介
作品については本紙をご覧ください。
▼パネル展示「発達障害のある人の人権を考えよう」
日時:8月5日(火)~31日(日) 午前9時~午後9時
場所:イーグレひめじ1階ロビー
▼レザークラフト講習会
革で小物を作ります。
日時:11月22日(土) 午前10時~正午
場所:イーグレひめじ地下1階
対象・定員:市内在住か在勤・在学の人(小学生以下は保護者同伴)。10人(応募多数の場合は抽選)
申し込み:8月29日(金)までに、往復はがきで住所、氏名、電話番号を人権啓発課(〒670-8501 安田4-1)へ
▼校区人権学習会(校区人権教育推進活動)
各自治会で工夫を凝らした研修会が進められています。自治会隣保回覧や掲示板などで確認を。
問合せ:人権教育課
【電話】221-2778
この記事に関する問合せ:
人権啓発課【電話】221-2376
人権啓発センター【電話】282-9801