くらし 市政ニュース

■伝統文化伝承のため、助成金贈呈
5月29日、明治安田クオリティオブライフ文化財団助成金の贈呈式がありました。
対象団体は、かみや民藝(みんげい)店(城崎)で、神谷俊彰(かみやとしあき)さんによる麦わら細工後継者育成活動のための作業台購入費に対する助成です。
人口減少が進む中、地域の伝統文化の保存や継承、伝承者の育成は、大きな地域課題です。
神谷さんは、麦わら細工の伝承者が相次いで引退し存続が危ぶまれる中、地域おこし協力隊等の受け入れを通じて後継者育成に取り組んでいます。
2025年度、本事業は全国から174件の応募があり、そのうち57件が助成対象として決定しました。中でも、技術に関する応募は全国で5件程度で非常に稀少とのことです。

問合せ:文化・スポーツ振興課 文化財室
【電話】21-9012

■未来へつなぐ農業のかたち 環境創造型農業サミットを開催
6月7日、市民会館で「環境創造型農業」をテーマにしたサミットを開催しました。
環境にやさしい農業に取り組んでいる4つの自治体(兵庫県・豊岡市・新潟県・佐渡市)が連携し、これまでの取組みの大切さや意義を再確認しました。
サミットでは、環境学習で交流を続けてきた市立田鶴野小学校と佐渡市立行谷(ぎょうや)小学校の児童らが、それぞれの地域の取組みを紹介。田鶴野小学校の児童らは、コウノトリの絶滅には農薬の使用も関係しているとし「無農薬米や減農薬米を増やせば、環境や生きもの、人にも優しい田んぼが拡がる」と訴えました。
最後に、4つの自治体が核となって生産と消費の両面から「環境創造型農業」を一層進めることを、両知事と両市長が共同して宣言しました。

問合せ:農林水産課
【電話】23-1127

■主な市政の動き
《5月》
▽23日
・北但大震災100年

▽29日
・明治安田クオリティオブライフ文化財団助成金贈呈式

《6月》
▽7日
・環境創造型農業サミット

▽8日
・台風23号メモリアル水防訓練

▽14日
・山陰近畿自動車道「竹野道路」起工式