くらし 特集:一人一人が幸せを実感できるまちを目指して 令和7年度予算(1)

※加古川市はSDGsを推進しています。

令和7年度の主な取り組みを紹介します

■希望を切り拓く一年に
昨年は世の中がようやくコロナ禍を乗り越え、経済・社会活動が本格的に動き始めました。しかし物価は高騰し続けています。都市部への人口集中による地域の労働力不足や、ケアを必要とする高齢者の増加など、今後も多くの課題が出てくることが予想されます。人口減少や経済成長の停滞を背景に、人々は「物質的な豊かさ」から「生活の質」や「心の豊かさ」を重視するようになってきました。私たちを取り巻く環境は急速に変化し続けています。市民の皆さん一人一人が暮らしやすさや幸せを実感できるよう、従来の発想にとらわれず果敢にチャレンジをし、常に一歩先を見据えた政策に取り組んでまいります。
加古川市長 岡田 康裕

市の取り組みを市長が動画で紹介!
くわしくはこちら(※本紙参照)

POINT1 中長期的な方向性 加古川ならではの魅力づくり
市の地理的・歴史的な特性を活かした魅力づくりを進めます。

POINT2 未来を見据えた 社会課題への挑戦
全国に共通する社会課題の解決に向けて積極的にチャレンジします。

■POINT1 中長期的な方向性 加古川ならではの魅力づくり
◆身近な自然を活かした魅力づくり
◇かわまちづくり 5億1,840万円
加古川市かわまちづくり計画に基づき、令和10年4月の完成を目指し、引き続き河川敷緑地や左岸堤防上の賑わい交流拠点の整備に向けた取り組みを進めます。またJR加古川駅から河川敷へ向かう歩道を整備し、植栽や案内板の設置をします。

◇日岡山公園の再整備 5,553万円
令和11年4月のオープンを目指し、先行工事の実施に加え、一部エリアの管理運営事業者を公募します。

くわしくはこちら
・事業者公募はこちら(※本紙参照)
・4月1日オープンのニュースポーツゾーンはこちら(※本紙参照)

◆駅周辺のにぎわいづくり
◇中心市街地の整備 4億1,498万円
JR加古川駅南西地区の交通を円滑にするため、防災道路や市道篠原町18号線などの整備に向けた設計・調査を進めます。

◇JR加古川駅南広場と道路空間の一体的利用 1,012万円
社会実験としてJR加古川駅南広場と周辺道路を活用し、滞在しやすい空間づくりや歩行者天国化のイベントを行います。

◆産業誘致による雇用の創出
◇旧公設地方卸売市場跡地の活用 8億50万円
市場跡地を産業用地として活用するため、建物などを解体撤去します。

◇志方中央地区のまちづくり 4,225万円
アクセス道路の測量や、産業団地の創出に向けた検討を進めます。

■POINT2 未来を見据えた 社会課題への挑戦
◆スマートシティ・デジタル化の推進
◇見守りカメラを1,653台へ 2億139万円
古くなった418台のカメラの入れ替えに加え、新たに82台を設置し、犯罪の抑止や交通事故防止を図ります。

◇公共施設などの予約・支払いのオンライン化 2,145万円
空き状況の確認や予約、利用料金の支払いなどがスムーズにできるオンラインシステムを導入します。

◇在宅医療・介護の連携 138万円
多職種間の情報をICTツールで共有し、切れ目なく在宅医療・介護サービスを受けられるようにします。

◆カーボンニュートラル社会の実現
◇高効率給湯器への買い替えを補助 2,515万円
家庭でのエネルギー消費を抑え、環境にやさしい暮らしの実現を目指します。

◇太陽光発電設備の設置補助 7,183万円
家庭・事業所でのエネルギーの自給自足を促進し、脱炭素化を図ります。

◆こども・若者、子育て世代への支援
◇(仮称)かこいろこども園の建設 14億2,470万円
令和8年4月の開園に向け、新設工事を進めます。

◇不登校児童生徒への支援 1億402万円
校内サポートルームの充実に取り組みます。また小学校のメンタルサポーターを増員します。

◇若者応援クーポンの配布 2億9,168万円
高校~大学生世代を対象に、1万5,000円相当のデジタルクーポンを配布します。

◇部活動の地域展開 924万円
地域クラブ活動の開始に向けた準備を進めます。また試行種目を拡大し、実証に取り組みます。

◆高齢者支援の仕組みづくり
◇介護予防・日常生活支援総合事業の充実 67万円
元気な高齢者を増やし、支援が必要になっても、地域で自分らしく暮らし続けられる仕組みを整えます。

◇成年後見制度の利用支援 5,704万円
成年後見支援センターの相談機能を充実させます。また終活支援を進め、権利擁護が必要な人が、地域で安心して暮らせるように取り組みます。

◇地域支え合い体制づくり 80万円
買い物や外出時のサポートなど、高齢者の日常生活を地域で支援する団体の取り組みに助成します。

■POINT3 その他の取り組み
◇消防救急体制の充実 15億869万円
消防指令センターや消防救急デジタル無線の各機器などを更新し、新たに救急搬送支援システムなどの機能を追加します。

◇市内の店舗を応援 5,000万円
商品などの購入者に抽選で市の特産品が当たるキャンペーンに補助金を交付し、地域経済の活性化を図ります。

◇有機農業の担い手を応援 567万円
有機農業に取り組む人に補助金を交付します。また県立農業高校と連携し、有機農業の授業や作物の栽培などを行います。

◇「棋士のまち加古川」を発信 750万円
将棋界最大のイベント「将棋の日」を誘致します。

◇音楽のまちづくり 717万円
音楽イベントや、地域でのコンサートを行います。

◇参議院議員選挙を高校で 59万円
高校生に啓発するため、2校に期日前投票所を設置します。

重点施策や予算のポイントはこちら(※本紙参照)

問い合わせ:財政課 
【電話】427-9116