- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県宝塚市
- 広報紙名 : 広報たからづか 2025年7月号No.1337
■そもそも!気になる財政のコト
税金はどんなことに使われているの?
皆さんの身の回りのどんなことにお金を使っているか、いくつかご紹介します。
※数値は令和5年度決算に基づいた概算値です。
◇どうして「民生費」が多いの?
民生費は、少子高齢化などの影響により全国的に近年増加傾向にあります。本市や近隣市も同様の状況ですが、全国の類似団体と比べると構成比は多くなっています。歳出の大部分を占めることと、国や県の制度にプラスして市税などの財源を活用し実施している事業も多いことから、全体を見てバランスよく適正に財源を配分していきます。
※金額は令和5年度決算額
※割合は普通会計に占める民生費の割合
(単位…億円)
■もりりんの宝塚ナビゲート「もりナビ」を配信
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問合せ:広報課
【電話】77・2002【FAX】74・6903
■令和6年度下半期の財政状況
法令の規定に基づき、令和6年度下半期の財政状況をお知らせします。物価高騰に伴う支援や病院建設への寄附などの補正予算を加え、最終予算額(一般会計+特別会計)は以下のとおりとなりました。
なお、令和6年度決算は12月ごろにお知らせ予定です。
[最終予算額]
1,742億9,608万円
=
[上半期予算額]
1,424億2,296万円
+
[下半期補正予算額]
318億7,312万円
◇補正した主な内容と補正額
病院建設にかかる寄附金の基金への積立、物価高騰の影響を受ける一部対象世帯への給付や定額減税による調整給付、国の補正予算に対応して小・中学校の整備費用を計上したことなどにより、一般会計で308億4,321万円の増額となりました。
・市立病院建設基金積立金 250億100万円
・小学校施設整備事業 建物保全 13億6,510万円
・価格高騰重点支援給付金給付事業 6億6,822万円
・施設型等給付事業 6億3,829万円
・中学校施設整備事業 建物保全 5億7,380万円
◇市の財産・貯金・借金
令和6年度末現在
▽財産(庁舎、学校、公園など)
土地:573万636平方メートル
建物:延べ床面積で62万1,758平方メートル
▽貯金(各種基金と出資金など)
一般会計と特別会計の合計
497億393万円
※市民1人あたり約21.9万円
▽借金(市債の残高)
一般会計と特別会計の合計
682億6,742万円
※市民1人あたり約30万円
市の予算は、医療や教育など基礎的な市民サービスを行うための一般会計と、市営霊園や介護保険など特定の事業の収支を明確にするため独立させた特別会計で構成しています。
■市民の暮らしを守り、持続可能なより良い未来につなげるために
市民サービスを今後も継続して提供できるよう、市は収支改善に取り組んでいきますが、その実現には市民の皆さんのご理解とご協力が不可欠です。そのため、市民の皆さんと市長の対話の場(本紙6面参照)を設けるほか、市政に関するパブリックコメント(本紙20面参照)を実施しますので、ぜひご意見をお寄せください。
財政見通しは市HPに掲載していますので、ご覧ください。
問合せ:
財政見通しについては財政課【電話】77・2022【FAX】72・1419
収支改善に向けた取り組みについては業務改革推進課【電話】77・4571【FAX】72・1419