スポーツ Kculture vol.127

かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。

スズキアスリートクラブ所属
小川那月(Ogawa Natsuki)さん
川西市出身。県立川西北陵高校から神戸学院大学に進み、現在スズキアスリートクラブに所属。
3月9日(日)に開催される「名古屋ウィメンズマラソン2025」に出場予定。オリンピック初出場をめざす。

■楽しんだもん勝ち 声援が走る力に

ー昨年11月に開催された神戸マラソンで優勝した時の気持ちを教えてください。
まさか優勝できると思っていなかったので驚きましたね。自己ベストを1秒でも縮めて3位以内に入賞することを目標に出場しました。18キロメートル地点当たりで先頭に立ち、ゴールに近づくにつれて、絶対負けたくないという気持ちで走りました。沿道からの声援が力になりましたね。初めてタイトルを獲得したのが、今回の神戸マラソンなんです。地元兵庫で優勝できたのもとてもうれしかったですし、自信もつきました。

ー陸上競技をする上で、心掛けていることはありますか。
どんな時も楽しむことです。しんどいと思ってしまうと、うまく体も動かなくなり、思うような走りができなくなるので、「楽しんだもん勝ち」の気持ちで走っています。

ー話は変わりますが、小川さんの川西での思い出を教えてください。
小学4年生の時に、一庫マラソン(現:川西一庫ダム周遊里山ファンラン)の親子マラソンに出場しました。親子そろってゴールするルールなので、父に引っ張られ、泣きながらゴールしたのを覚えています。今となっては良い思い出ですね。中学生で本格的に陸上競技を始めて、高校卒業まで毎年必ず出場した思い入れのある大会です。

ー今後の目標と市民へメッセージをお願いします。
直近の目標は、3月9日に開催される名古屋ウィメンズマラソン2025で、2時間半を切る自己ベストを出すこと。そして、タイムを1秒でも縮めて、将来的にはオリンピック出場をめざします。
子どもたちには、川西出身で頑張っている選手がいるんだと知ってもらって、陸上競技を始めるきっかけになればうれしいです。

(1)神戸マラソンで初優勝し、喜びを語る小川さん
(2)2時間36分42秒で自己ベストを更新して優勝
(3)神戸マラソンの優勝トロフィーを持つ様子
※写真は本紙をご覧ください。