- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県丹波市
- 広報紙名 : 広報たんば 2025年3月号
■家族で取り組む
こどもの歯は個人差がありますが、生後7カ月~1歳頃にかけて生え始めます。その頃から、健康な歯とかむ力を育て、しっかりしたあごを作ることは、口腔機能の発達だけでなく、こどもの心身の成長につながります。
また、こどもの歯は大人の歯に比べて虫歯になりやすいので、歯みがきの習慣を身につけることも大切です。
虫歯の原因となる虫歯菌は、唾液を介して感染すると言われています。こどもの口腔ケアに取り組むには、まず大人も虫歯の治療をして、家族で口腔ケアに取り組むことが大切です。健康な歯を育てるために、「食べたらみがく」習慣を教えることが必要です。大人が楽しそうに歯みがきしているところを見せたり、絵本や歌などで歯みがきについて教えるのもよいでしょう。家族で歯みがきが楽しいものと感じられる雰囲気を作りましょう。
■小さなこどもの口腔ケア
◇歯の生え始め
下の前歯が生えてきたら、歯みがきの準備を始めましょう。最初は、口の中を触られることに慣れることが大切です。ガーゼで汚れをふき取り「きれいになったね」と声をかけ、終わったら頑張ったことを褒めたりしましょう。
◇上下の前歯が生えてきたら
上の前歯は、特に汚れのつきやすい場所なので、この時期から歯ブラシを使って仕上げみがきを開始します。歯みがきを嫌がる様子がなければ、こども用の歯ブラシを持たせるのもよいですね。歯をきれいにみがくことも大切なことですが、歯ブラシの刺激に慣れたり、歯みがきを好きになってもらうことも必要です。強い力でみがいたり、強制的に磨いたりせず、機嫌を見ながら行いましょう。
◇上下前歯の生えそろいと奥歯の生え始め
年齢的にも自分で歯みがきをしたがる時期なので、こどもが落ち着いて歯ブラシを持ち、喉を突かないように大人が見守りましょう。また自分でみがくことが上手になってきていても、奥歯や歯の間はまだまだです。大人がしっかりと仕上げみがきをしてあげましょう。
問合せ:健康課(健康センターミルネ内)
【電話】88-5750